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アニマルポリスとは?

アニマルポリスとは、動物に関わる犯罪を取り締まる組織・職名のことです。

法律に基づき、動物の虐待者や飼い主の義務違反を捜査・告訴・逮捕・指導すると共に、動物を保護する活動を行います。

日本では、「動物愛護法」があっても、それを取り締まる専門的執行機関がないために、法律が「絵に描いた餅」になっているのが現状です。

海外には、名称は違えども動物虐待を取り締まる専門の執行機関を持っている国があります。

※「逮捕権」があるのか、ないのか・・・というのも大きな分かれ目になると思います。

 

イギリスの場合

●イギリスのアニマルポリスRSPCA(王立動物虐待防止協会)


これは、2002年に作ったページです。

『イギリスでは、アニマルポリスはとても人気のある職業で、毎年2000人もの応募があるそうです。採用は20人ほど・・・。大変な難関です。人々はアニマルポリスになることに、「誇り」を持っています。水辺での救助訓練では、ボートの操縦も学ぶし、火災現場からの救助活動も学びます。密猟の摘発もします犯罪者への逮捕の権限はないので、研修では12週間にわたり、法律をたたきこまれるそうです。法に基づき、告訴するため、ということです。
2001度、有罪判決は2500件に上りました。1日に、動物が捨てられた情報、虐待の情報など、およそ1000件の通報がRSPCAに寄せられています。328人の調査官がRSPCAにはいて、通報で現場に急行します。2001年、アニマルポリスは736件の告訴をしました。

イギリスでは、インスペクターという名称です。

※動物の遺棄・虐待を見つけたら通報することが常識になっていることがわかります。これは、日本とは大違いです。

●RSPCAインスペクターズについて


こちらのページでは、実際のイギリスのRSPCAインスペクターの活躍ぶりをまとめています。

 

アメリカの場合

逮捕権のある職種である場合と、そうでない場合に、州によってわかれるようです。一般的に逮捕権のある人が一人から3人くらいいて、あとは 保護団体に属しているインベスティゲーター(調査する人)、獣医師、と組んでいるらしいです。
インベスティゲーターによる調査、勧告→逮捕権がある人が行って逮捕→シェルターで保護
というのが一般的のようです。

アニマルポリスの情報は、テレビ製作会社「Animal Planet」で見ることができます。

★マイアミの場合

マイアミ動物警察(Miami Animal Police)の番組の紹介

マイアミでは「Animal police」で、ヒューストンでは「Animal cops」という言葉が使われています。
http://animal.discovery.com/fansites/mapd/meet/meet.html

ここの動画には、車にポリスという言葉が書かれています。
http://media.animal.discovery.com/fansites/mapd/videogallery/featuredclip/video.html

 

★ヒューストンの場合

mimiさんのレポートより

★ニューヨークの場合

いろいろな犯罪から動物を守るのは、「動物愛護法施行局(HEL)

特別捜査官が動物に対する犯罪の捜査に当たっています。

 

★ロサンゼルスの場合

『捨て犬を殺さない(No Kill)達成を目指す、アニマルシェルター先進都市ロサンゼルスレポート』
(「TAIL'S BY SIDE」さん作成のテレビ番組に、2004年2月放送)

この中に、「アニマルパトロール」も紹介されています。

●アニマルパトロール密着レポート

 

番組では、アニマルパトロール密着レポートもありました。

アニマル・パトロールの隊員たちの仕事は、野良犬や迷い犬の保護、飼えなくなった動物の引き取りを行っていますが、もう一つ、大切な役割があると言います。

それは地域の動物達を守ることであり、虐待をうけている動物を保護したり動物に対する市民の知識を向上させたりするのも彼らの役割になっているそうです。

取材中、アニマルパトロールの車は、ロングビーチにさしかかると、ノーリードで犬の散歩をしている人を見つけた場面がありました。同乗していた取材の方に、アニマルポリスの方が、

『リードを付けていない犬がいますね。ちょっと注意してきます。』

と言って、車を降りて行きました。それに気づいた飼い主があわててリードをつけていました。

アニマルパトロールの方が、飼い主に注意をしていました。

『ノーリードはいけませんよ。事故がおこったりしますからね。』

●かわいそうな犬を見かけたら通報する、ということが当たり前

●動物を正しい飼い方で飼わない、アメリカではこれを虐待とみなします。

迷い犬の通報が入りました。現場ではいったんシェルターに保護されます。そこで飼い主を探すのです。パトロールを始めて2時間これで通報は4件目です。今度はエサや水を与えられていない犬がいる、という通報です。アメリカではほとんどの地域でアニマルパトロールが組織され、市民のほとんどがその存在を知っていると言います。

だから、かわいそうな犬を見かけたら通報する、ということが当たり前になっているのと言うのです。

問題の家には飼い主も犬もいませんでした。明日また来ることになります。

インタビューに答えている捜査官

『アメリカ人は犬や猫だけでなくいろんな動物に対しても家族と同様にかわいがり尊重しています。でも中にはエサや水を充分に与えなかったり、繋ぎっぱなしで、充分な散歩をさせなかったり、そんな飼い方をしている人も多いのです。これは間接的な虐待にあたります。私達が注意や指導をあたえ動物達を守っているのです。動物を正しい飼い方で飼わない、アメリカではこれを虐待とみなします。』

取材の方々は、次の日、間接的虐待を受けている犬を救出に向かうという、アニマルパトロールの車に同行していました。犬に食事や充分な水を与えずアニマルパトロールからの指導にも従わなかった飼い主から強制的に犬を救出するのということです。隊員たちは4日間、犬の状況を見守ってきましたが、これ以上放置すれば犬の生命に関わると判断し、強制救出に踏み切ることになったそうです。

救出は飼い主のいない時間をみはからって行われていました。

『大丈夫よ、今切ってあげるから』と言いながら、女性のアニマルポリスが、犬の繋がれている鎖を切って、保護していました。

この犬が飼育されていた環境はかなり酷いものでした。飼い主は裁判にかけられ有罪となれば間接的虐待で、1000ドルの罰金、又は6ヶ月の禁固刑ということになるそうです!

 

救出された犬は抵抗することもなく車に乗って、保護されていきました。

アニマルポリスの方が言っていました。

『動物だって血が通っているし、息もするし、悲しかったり、うれしかったりするし、それを考えたら、動物も人間も区別するなんてできません。』

『虐待をうけている子供がいたら日本でも助けたりするのが当たり前でしょう?救出された犬はSPCAに引き取られます。公営のアニマルパトロールが救出し、民間のSPCAが保護する。命を助けることに公営と民間のかきねはありません。』

保護された犬は、シェルターで、ケアを受けていました。獣医師のハリガン先生が、まずはしっかり食事を与えていました。

『爪もかなりのびている、これはまったく運動させてもらっていない証拠です。こうした不幸な犬がいるのは犬を飼い始めるときの意識にも問題があるからだ』とハリガン先生はインタビューで述べていました。

『ただ可愛いからと簡単に犬を飼う人はかんたんに犬を捨てたり、虐待するかもしれません。買うんじゃなく、命ある生き物を飼うんだからしっかり考えて飼うべきなのです。この犬の飼い主は、虐待という犯罪を犯したのです。これから裁判をうけることになるでしょう。犬の方はここで健康を取り戻し、きちんとケアしてもらえるはずです。長時間食事や水を与えないこと、これは虐待です。くさりに繋いだまま運動をさせないことも虐待です。本当に犬を家族の一員と考えるならこれは当たり前のことなのです。』

 

 

日本にもアニマルポリスを作ってほしい!

そのための署名を集めていましたが、締め切りました。

 

2006年6月12日アップ

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