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動物愛護の啓発を全国で行っている「動物の命を救う会 TAPS」代表の濱井さんにお話を伺いました。
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この子達を救いたくて全国で講演を行っています
命の尊さを訴えるために、北海道から九州まで日本各地で講演、久居市図書館でも平成13年3月に講演を行っています。
平成13年には「動物サミット2001」を名古屋で開催し、公演やパネル展示、署名活動などを行い、約9,000人が集まる歴史的なイベントとなりました。
また、「この子たちを救いたい」、「ピーコの祈り」など、5冊の本を書き、大きな反響を呼びました。特に、「この子たちを救いたい」は12万部を売り上げ、2万通の手紙が届きました。そして、この本は、日本のみならず、アメリカでも販売されるまでになりました。
行政と手を取り大きな力に
これらの活動をしていて、保健所の職員たちの苦しみを伝えることができたし、行政、動物愛護団体が手をとりあう形ができ、大きな力になったのではと考えています。
三重県で処分される犬の数は、平成10年の約5,400頭から平成15年の約2,500頭まで減ってきています。私たちの活動が処分される犬の減少の一因になっていればうれしいですね。
飼うということは共に暮らすこと
犬・猫の習性を十分理解して飼うようにしてください。「犬・猫が噛んだから保健所」の考えを捨ててください。噛んでも矯正できる能力がある人が飼う資格があるのです。「噛んだから捨てる」という考えが、現在、問題になっている児童虐待や子供たちの凶悪事件につながっているのではないでしょうか。
飼うということは、つなぎっぱなしでえさだけあげるのが飼うということではありません。飼うということは、犬・猫を理解し、共に暮らすということです。
ぜひ、避妊・去勢手術を
避妊・去勢手術は、処分される犬・猫を増やさないようにというだけでなく、苦しみを与えない(犬・猫は交尾しないと苦痛がともないます)、病気を防ぐ(避妊をすると卵巣、子宮がなくなるので女性ホルモンの病気がなくなります。去勢により前立腺がんを防げます)、しつけがしやすくなる、けんかがなくなるなどの利点があります。
飼う人はできれば新しい飼い主を探している人から
犬・猫を飼うということは、生活にうるおいができ、命の大切さを学ぶことができます。しかし、世話が大変ですし、お金もかかります。最後まで愛情を持って飼うことができる人だけが飼う資格があります。
犬・猫を最後まで飼う強い意志のある人は、飼い主探しをしている人や、動物保護団体を訪ね、1匹でも処分される犬・猫を助けてください。私たちのホームページでも情報が載っています。
(http://www.taps.gr.jp/public_html/parents/attention-01.html)
どうしても飼えなくなったら飼い主を探してください
「飼えなくなって処分されるのはかわいそうだからどこかへ捨てよう」という考えは、人に迷惑になるばかりでなく、不幸な犬・猫を増やすことにもつながります。捨てることは絶対にやめてください。
どうしても飼うことができなくなったら、まず、育ててくれる人を探してください。見つからなかったら、新聞広告やホームページでも探してください。
マスコミに影響されずに
マスコミに影響されて安易に犬・猫を飼わないでください。最後まで責任を持てるかよく考えてかってください。
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犬・猫の新しい飼い主探しのお手伝いをしている方にお話を伺いました。
(本人の希望により名前は掲載しません)
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1,000匹近く助けてきました
約10年前から迷い犬・猫や捨てられた犬・猫の飼い主探しをしています。今までに1,000匹近くは助けてきたと思います。
現在、犬が約30頭、猫が約20匹おり、新しい飼い主を探しています。
あまりの捨て犬の多さにびっくり
犬・猫の飼い主探しをしようと考えたきっかけは、10年前、仕事で毎日市場へ仕入れに行っていたとき、あまりに捨て犬の多さに驚いたからです。そのつど、係の人が涙をのんで保健所に連れていっていました。朝、行くと段ボールの中に子犬が数頭、また数頭と入れてあるのです。
人間も犬・猫も同じ生きる動物として命の大切さを考えてほしいし、人間が助けてあげなければ犬・猫だけでは生きていけない世の中です。
「望まない子なら避妊・去勢手術をするべきだ」との啓発も兼ねて現在の活動を続けています。
小さなことから私なりに
迷い犬・猫や捨てられた犬・猫の保護をしてポスターを貼ったり、新聞に広告を出したりして飼い主を探しています。
虐待されているのを見かねた隣の人が、その犬を連れてきたこともあります。その犬は最初、さわっただけで「ウー」とうなり警戒していましたが、今はやさしい目つきになっています。
全国的に活動するような大きなことは私にはできませんが、限られた範囲で小さなことから私なりにやっていこうと考えています。
自分が助けないとこの子たちは生きていけません
犬、猫あわせて約50匹もいると、雨の日も雪の日も毎日、世話に追われています。病気の犬・猫を見る時は苦痛ですし、お金もかかります。旅行も行けませんが、自分が助けないと、この子たちは生きていけないと考えて頑張っています。犬・猫は言葉がしゃべれない分、わたしたち人間が理解しないといけません。この気持ちを皆さんも持ってほしいと思います。
犬・猫から教えられることもあります
命の大切さなど犬・猫から教えてもらうことが多いのも事実です。犬・猫を飼うことによってやさしさが生まれて、人にもやさしくできます。そして、犬・猫を通して、人と人とのつながりもできます。
新しい飼い主には厳しい審査を
もちろん、一生涯、責任を持って大切に飼う人だけに飼う資格があり、そのような人だけに犬・猫をお渡ししています。
新しい飼い主になってくれる人にもきちんと審査をして、避妊・去勢手術をする、最後まで適正に養育するなどの誓約書を書いてもらっています。その後、本当に適正に飼育されているかを確かめるための訪問も行っています。
子犬の飼い主は見つかりやすいのですが、猫と成犬の飼い主は探すのが難しいのが現実です。
飼えなくなった犬・猫の引き取りはしていません
「飼えなくなったので引き取ってほしい」との相談をよく受けますが、現在、そのような相談は全部お断りしています。飼えなくなったときに代わりに育ててくれる人を自分で見つけるのも飼い主の義務だと考えるからです。私も努力して飼い主を探しました。病気の犬・猫でももらってくれる人がいます。あきらめないで、新しい飼い主を探す努力をしてください。
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