HOME >> CONTENTS >> 日本の自治体調査・情報・自治体への要望活動メニューへ>>がんばる!行政!

熊本県熊本市(中核市)

生存率77.7パーセントを達成した動物愛護センター

熊本市動物愛護センター

 

2008年11月7日アップ

平成元年から18年までに、厚生労働省の管轄である「狂犬病予防法」により、

3,098,580頭もの犬が殺処分されてきました。

殺処分を減らしたい!という人々の声は高まっており、

この業務を担当される行政職員の皆さんの努力も続けられています。

 

しかし、大変残念なことに、日本全国の平均を見ると、

行政施設に保護された犬猫の90パーセント以上が、

殺処分されているのです。

そのような状況の中、ここに驚異的な数字があります。

熊本市動物愛護センター!

 

なんと、熊本市動物愛護センターの殺処分率は、

平成18年度は、8.49パーセント。

平成19年度は、12.79パーセントなのです!!

平成19年度の生存率は77.7パーセント!!

詳細な数字は、下記の表をご覧ください。

 

 

※熊本県熊本市は、中核市なので県とは別に独自の行政を行っています。

どのような努力の上に、この素晴らしい数字を達成することができたのでしょうか?

センターの職員さんからは、次のようなお話を伺うことができました。

当市は平成14年10月から市のHPに写真付きで掲載しております。
当市の統計からも、HP掲載がある程度の効果、それも年を追うにつれ迷い犬情報ページの存在を知る人が累積して増加しますので、定着することにより効果を期待できることがうかがえます。

なお、当市の譲渡スタンスは「飼い主として知るべきこと、知ってほしいこと、考えてほしいこと」を主題にした「譲渡前講習会」受講者に限っております。

下記のグラフをご覧ください。 HPを開設し、積極的に保護動物の情報を開示することにより、 返還頭数、譲渡頭数も伸びていることがわかります。19年度では返還率約43パーセント、生存率約78パーセントです。

 

熊本市動物愛護センターの「 迷い犬を保護しています」ページは

こちらから

 

熊本市動物愛護センターの職員さんの言葉

 

熊本市動物愛護センターが掲げる目標は「殺処分ゼロ」です。

この殺処分ゼロという目標〜おそらく到達することは
かなわない遠い夢なのかもしれませんが、
全職員がその達成に向けて夢を受け継ぎ、努力してまいりました。

旧来の殺処分のために造られた収容施設を、
収容犬猫が清潔にストレスなく過ごすことがきるように
様々な知恵を出し合って飼養管理を行なう職員。
処分のためにペットを持ち込む市民に対して、
飼い主としての義務と責任について何時間も説得を試みる職員。

行政のパートナー団体として協働体制にある
動物愛護推進協議会の推進員さんたち・ボランティアさんたちは深夜まで熱く討論を重ね、
様々なイベント等に休日・夜間を問わず参加していただいております。

皆が同じ方向を見定め、互いのできること・力の及ばないことを理解しあい、
協力することによって、現在の熊本市動物愛護センターがあります。

根拠法である「動物の愛護と管理に関する法律」の名が示すとおり、
愛護と管理は表裏一体のものです。
殺処分は今後も続く現状でしょう。
この数を限りなくゼロに近づけるためには、
ペットを捨てる・見捨てる飼い主さんたちの意識変革が不可欠です。

私たち今の社会を担っている大人は、
命の重さ尊さを次の世代に伝えなくてはなりません。

人と動物とが共生できるまちづくり〜
それが私たち熊本市動物愛護センターのミッション(使命)です。

2008年11月7日 
熊本市 動物愛護センター

「日本にアニマルポリスを誕生させよう!!」で行った調査によりますと、

2008年10月現在、犬の保護収容業務を行う義務のある自治体は、

108自治体になります。

その中で、画像つきで収容情報をホームページ上で公示しているのは、48自治体、

画像はなく、文字情報で公示しているのが13自治体、

まったく情報を公示していない自治体は48自治体となっていました。

(※詳細は、後日アップします)

1日も早く、すべての自治体が画像付きで情報を公開し、

公示期間を延長し、同じ願いを持つ人々との協力体制を築き上げ、譲渡を推進し、

多くの命が救われることを願っています。

 

「日本にアニマルポリスを誕生させよう!!」管理人kanako


こんな関連ニュースもあります。毎日新聞 2008年5月2日 〔下関版〕

動物愛護:犬の殺処分減らそう 熊本市の方法に学べ−−下関市 /山口
◇職員のAさん来援
 1年間の犬の殺処分数を、10年前の10分の1以下に減らした熊本市の動物愛護活動のノウハウを生かしたいという江島潔市長の求めに応じ、熊本市動物愛護センター職員で獣医師の Aさん(36)が1日から1年間、下関市に派遣された。「ノウハウを他市に取り入れてもらえたら光栄」と張り切っている。

 熊本市は02年、獣医師会や動物愛護団体をメンバーにした動物愛護推進協議会を設立。Aさんも事務局としてかかわり、メンバーの意見を基にして、保護された動物をホームページで紹介して引き取り手を探したり、野良猫やペットに絡む住民同士のトラブルが起きた地域で、協議会が住民の話し合いを手伝うなどしてきた。

 1年後には活動が軌道に乗り始め、センターに来た犬のうち飼い主の元に戻ったり、新たな飼い主に引き取られる割合が97年の13%から06年に77%に上昇。処分頭数も946頭から59頭に減った。

 成果をAさんらの講演で知った江島市長が、幸山政史・熊本市長に職員の派遣を依頼。獣医師不足の熊本市は一度、断ったが、江島市長にさらに頼まれ「熊本市の取り組みを他市に知ってもらう機会」(幸山市長)として応じることにした。

 Aさんは「行政だけでは出来ない部分も多く、(官民)協働の形をどう作っていったか伝えたい」と話している。【結城かほる】

熊本市動物愛護センター 情報

住所:熊本市小山2丁目11-1
電話: 096-380-2153
ファックス: 096-380-2185
メール:doubutsuaigo@city.kumamoto.lg.jp(組織アカウント)

上記アドレスへの送信ができなかった場合は、@以降を
city.kumamoto.kumamoto.jp に変えて再送信

動物愛護を頑張っている行政の情報をお寄せください。

Copyright (C) 2008 kanako. All Rights Reserved.

HOME >> CONTENTS >> 日本の自治体調査・情報・自治体への要望活動メニューへ>>がんばる!行政!