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調査結果
●インターネット上で情報の公開がある都道府県
(※保護動物の収容施設を持つ保健所・センターが、各自治体のどこにあるのか、その数はいくつなのかが不明のため、ネット上で公開されていても、各都道府県がすべての情報を公開できているのかどうかはわかりません。)
北海道(1センター・8保健所)
青森県(1ネットワークのみ)
岩手県(2保健所のみ)
秋田県(1保健所のみ)
茨城県(1センターのみ)
埼玉県(1保健所のみ)
東京都(1センターのみ)
千葉県(3保健所のみ)
新潟県(1保健所のみ)
石川県(1センターのみ)
三重県(2施設のみ)
長野県(11保健所)
岐阜県(1保健所のみ)
鳥取県(3保健所のみ)
徳島県(1センターのみ)
高知県(3保健所のみ)
福岡県(1センターのみ)
熊本県(1センターのみ)
沖縄県(1センターのみ)
●インターネット上では、情報の公開がない都道府県
山形県、宮城県、福島県、群馬県、栃木県、神奈川県、富山県、福井県、山梨県、静岡県、愛知県、滋賀県、奈良県、和歌山県、大阪府、京都府、兵庫県、島根県、岡山県、広島県、山口県、香川県、愛媛県、大分県、宮崎県、佐賀県、長崎県、鹿児島となっています。
それでは、まず、今回の調査を行い、気がついた点を箇条書きしながら、要望したい点を記述いたします。
(1)保健所のトップページに「保護犬猫」情報というメニューがなく、リンクを4つとんでやっと出てくるホームページがありました。(例)保険所トップページ→衛生課→犬の登録・予防接種→保護犬リスト)
これでは、探している飼い主が、そのページに行き着くことも困難だと思われます。また、収容犬猫情報のページが有っても、動物を扱う課が「環境衛生課」や「食品衛生課」というところがありました。これでは、ほとんどの飼い主が、そのコンテンツに収容犬猫情報が掲載されているなどとは考えられないと思います。
■改善策としての要望
↓
トップページに「保護犬猫」情報というメニューを必ず入れてほしいと思います。
また、「動物愛護課」という専門の課を設置してほしいと思います。
(2)(1)と重複いたしますが、動物専門の施設・部門があっても名称が統一されておりません。
■改善策としての要望
↓
「動物愛護課」という統一呼称で、専門の課を設置してほしいと思います。
(3)長野県のサイトは、国内で一番進んでいるネットワークと思われます。一箇所から県内各地域保健所の情報を得られるような作りになっています。
「迷い犬」の欄のトップにサムネール画像が表示されているのも、国内で唯一でした。また、鳥取県のサイトも、長野同様、全ての保健所の「保護情報」ページから、近隣地域へのデータにリンクされているのは、大変素晴らしいと思いました。しかし、残念なことに、東部・中部・西部と3つに区分けされているページの中で、トップページに「収容された犬・ねこ」という単語が認知できるのが中部のみでした。
(東部は「動物愛護」、西部は「ペット」より2クリック必要)
■改善策としての要望
↓
各都道府県・自治体には、長野県のホームページの形式をお手本にしていただけると、大変探しやすくなると思われます。
(4)せっかくインターネットで情報を公開しているにもかかわらず、保護された動物の写真が掲載されていないところもありました。やはり、写真がなければ、探している動物を特定するのは困難だと思われます。
■改善策としての要望
↓
保護した動物の写真は、必ず掲載してほしいと思います。
(5)収容期限が、大変短いところもあり(3日間)、これでは、飼い主が探し出すにはあまりに短い時間的猶予と言わざるをえません。見つけ出す前に殺処分されてしまう悲劇が起こります。
■改善策としての要望
↓
保護した動物の収容期限の延長をしてください。
(6)まったく保護動物の収容状況の開示されていない自治体が、多数存在します。
●インターネット上では、情報の公開がない都道府県
山形県、宮城県、福島県、群馬県、栃木県、神奈川県、富山県、福井県、山梨県、
静岡県、愛知県、滋賀県、奈良県、和歌山県、大阪府、京都府、兵庫県、島根県、岡山県、
広島県、山口県、香川県、愛媛県、大分県、宮崎県、佐賀県、長崎県、鹿児島
■改善策としての要望
↓
自治体の公式ホームページ・保健所のホームページのトップページには、必ず保護・収容動物情報をメニューに加え、保護情報をアップしてください。
(7)自治体のホームページで保護情報がアップされていても、パソコンをもっていない方や、どうやって探してよいかわからない方にとっては、無意味になります。
■改善策としての要望
↓
自治体が発行している「広報誌」において、飼っている犬猫が行方不明になった場合、どこに問い合わせたら良いのかを、常に広報してください。
また、役所や保健所の1コーナーに、「迷子犬猫情報検索できます!」というような大きな看板などを立てて、利用方法を明示し、自由に利用できるパソコンを設置してください。
●インターネット上で情報の公開がある都道府県について、気がついたことを記述いたします。
◆北海道
北海道は、札幌市動物管理センターと、富良野保健所、渡島保健所、浦河保健所、釧路保健所、根室支庁環境生活課、旭川市保健所、八雲保健所、北海道留萌支庁地域政策部環境生活課自然環境係の8箇所のホームページにて、「迷い犬猫情報」や新しい飼い主を募集していることがわかりました。これは、日本全国の中でも長野県と並ぶ充実ぶりです。
◆青森県
青森県は、8保健所・1支所に犬やねこの抑留所を設置しているそうです。また、県内5ケ所に処分施設が設置されているようですが、このうち4ケ所について、設備が老朽化していることから更新する必要があるということです。(2004.5月現在)
青森県では平成14年12月に「青森県動物の愛護及び管理に関する条例」を制定しています。(※この条例では、動物の飼い主が守らなければならないことや健康福祉こどもセンター保健部(保健所)で収容する犬ねこの新しい飼い主を探すことなどが定められています。)
「青森県動物愛護ネットワークシステム」のサイトにて、収容された犬猫の検索ができるようになっています。
また、このシステムは、収容した犬ねこの新しい飼い主の募集も行っています。
◆岩手県
岩手県では、盛岡保健所衛生課と、釜石地方振興局保健福祉環境部の2箇所のサイトで収容犬猫情報があります。しかし、収容動物の写真がありません。これでは、飼い主が探している該当犬なのかどうかを見極めるのは困難です。確実な情報提供のためには、すべての収容動物の写真の掲載が必要だと思います。
◆長野県
長野県のサイトは、国内で一番進んでいる情報公開の仕組みと思われます。
一箇所から県内各地11保健所の情報を得られるような作りになっています。
「迷い犬」の欄のトップにサムネール画像が表示されているのも、国内で唯一でした。
このように、ネットワークによる情報公開の仕組みは、大変素晴らしいものでした。
しかしながら、これだけ情報をインターネットで発信していても、ネットの普及率が100パーセントではないこともあり、必死に探す飼い主の元に、犬が収容先から戻れずに殺処分されてしまった事故が発生しています。
◆鳥取県
鳥取県のサイトも、長野同様、3つの保健所の「保護情報」ページから、近隣地域へのデータにリンクされているのは、大変素晴らしいと思いました。しかし、残念なことに、東部・中部・西部と3つに区分けされているページの中で、トップページに「収容された犬・ねこ」という単語が認知できるのが中部のみでした。(※東部は「動物愛護」、西部は「ペット」より2クリック必要)もっと、わかりやすい表記を望みます。また、収容動物の写真がありません。これでは、飼い主が探している該当犬なのかどうかを見極めるのは困難です。確実な情報提供のためには、すべての収容動物の写真の掲載が必要だと思います。
◆茨城県(1センターのみ)
茨城県は、捕獲された犬の返還率が、平成13年度は1.2パーセントで、全国最下位ということです。
茨城県では、「動物愛護推進計画」を平成15年度から24年度までの10年間を位置付けています。
その中に、
<2>捕獲された犬の返還率の向上(現況:全国最下位)
現況 平成13年度 1.2% ⇒ 目標 平成24年度 10.0%
という項目がありますが、10年後に返還率を10パーセントにする、という目標は、あまりに低すぎると言わざるをえません。東京都内の動物保護センターに運ばれてくる動物たちの返還率は、2003年では80パーセント近いということです。
茨城県動物指導センターのサイトにて、すべての迷い犬・猫情報がアップされているようですが、写真があるものがごくわずかです。これでは、飼い主が探している該当犬なのかどうかを見極めるのは困難です。返還率をアップするために、すべての収容動物の写真の掲載が必要だと思います。
◆千葉県(3保健所のみ)
千葉県は、船橋市保健所のサイトのトップページに「ペット情報」というメニューが位置付けられており、大変わかりやすい構成になっています。「迷い犬・ねこの情報」も、写真付きで掲載されており、探す人にとって、大変利用しやすく、わかりやすくなっています。
安房保健所(千葉県安房健康福祉センターに改称)のサイトも、トップページに「犬のページ」というメニューがあり、保護犬情報も写真付きでわかりやすくなっています。
市川市保健センターのサイトからは、「犬情報」として、「千葉県動物愛護センター」の情報ページに飛ぶようにできています。
しかし、「千葉県動物愛護センター」の情報ページの「収容されている犬」は、写真がありませんし、千葉県内すべての情報を掲載しているわけではないようでした。
◆三重県
三重県は、他の自治体には見られない、「財団法人 三重県小動物施設管理公社」というところで、三重県初の迷い犬の情報公開を行っています。桑名保健福祉部のページからも、同じ「いぬのページ」に飛ぶようになっています。
以下の県は、1箇所の保健所のみしか、情報公開が見つからなかったところです。
◆秋田県(秋田市保健所のみ)
◆埼玉県(深谷保健所のみ)
◆新潟県(新潟市保健所のみ)
◆高知県(高知市保健所のみ)
◆岐阜県(飛騨地域保健所のみ)
ただし、高知県は、県の公式サイト(http://www.pref.kochi.jp/)の「環境」の(自然・動物)から飛んだページに、「動物情報ネットワーク」へのリンクがあります。また、「高知市保健所」のサイトトップから、同じ「動物情報ネットワーク」のサイトに行き着くようになっており、県内全ての迷子犬情報が閲覧できる構成になっています。他の保健所があるのかどうかはわかりませんでした。
他の秋田、埼玉、新潟、岐阜も、それぞれの県内で1箇所しか犬を保護・収容する施設がないからなのか、その保健所がある市だけが進んでいるのか、ネット情報からだけではわかりませんでした。その点については、それぞれの自治体に質問させていただきます。
もし、秋田、埼玉、新潟、岐阜の他市町村にも迷い犬・ねこを収容している保健所やセンターがあるならば、県レベルでの情報開示は進んでいない、ということになります。
それぞれの保健所について見ていくと、次のようなことが言えます。
※秋田県の秋田市保健所の場合、秋田市の公式サイト(http://www.city.akita.akita.jp/)のトップページに「保健所」というメニューがあり、そこをクリックすると「秋田市保健所」に飛びます。そこまで来れば、メニューに
「犬・猫情報
* 犬・猫情報
* 紛失犬情報
* 迷い犬・猫情報
* 秋田市保健所で保護している犬情報 」
という項目が目立つように配置されているので、探している人にとってはわかりやすいと思います。
残念なのは、保護している動物の個体を識別するための写真の掲載がありません。これでは、飼い主が探している該当犬・ねこなのかどうかを見極めるのは困難です。確実な情報提供のためには、すべての収容動物の写真の掲載が必要だと思います。
秋田県は、「秋田県動物管理センター」があり、サイトもありますが、そちらでは、迷子犬猫情報は掲載されていません。こちらのサイトでも進んでいる他県のように、県内の全ての情報を開示してほしいと思います。
※埼玉県深谷保健所の場合、トップページで「犬に関する情報」という名前のメニューになっています。
この名称は、その内容についてわかりにくいと思います。他の自治体のように、「迷い犬情報」や「保護犬情報」などの呼称が良いと思います。また、個体を識別するための写真の掲載がありません。これでは、飼い主が探している該当犬なのかどうかを見極めるのは困難です。確実な情報提供のためには、すべての収容動物の写真の掲載が必要だと思います。
埼玉県は、「埼玉県動物指導センター」(http://www.pref.saitama.jp/A04/BB02/top.htm)があり、サイトもありますが、そちらでは、迷子犬猫情報は掲載されていません。こちらのサイトでも進んでいる他県のように、県内の全ての情報を開示してほしいと思います。
また、埼玉県の公式サイト(http://www.pref.saitama.jp/)のトップからは、動物愛護関連の行政については、まったく認識できる言葉がなく、「各局部のページ」に飛んでも、どこにも動物愛護業務についての名称がなく、「健康福祉部」の中に、やっと「動物指導センター」へのリンクを見つけることができました。せめて「各局部のページ」の1メニューとして、「動物愛護関連」の目次を入れてほしいと思います。※新潟市保健所の場合、トップページのコンテンツの中に、「保護犬情報」とは記載されていないため、保護情報が載っているかどうか、まったくわかりませんでした。更に、「生活衛生」というメニューの中に、「◇住環境相談,害虫駆除」「◇犬の登録・予防接種」という目次があったので、クリックしてみると、「犬・ねこの里親制度」「保護犬のお知らせ」があることがわかるページの構成になっており、このような構成では、せっかくインターネットで「保護犬情報」を発信していても、探している人が見つけ出すことも難しいと思われます。
※高知県は、「動物情報ネットワーク」というサイトがあり、県内全ての迷子犬情報が閲覧できる構成になっています。写真の掲載もありますが、残念ながらすべてではありません。また、トップページのメニューは「Dogstation」となっており、この名称では中身がわかりにくいのと、犬しか扱っていないのが気になります。その先の迷子犬のページ構成は、わかりやすくできています。
以下の都道府県は、「保健所」ではなく、「動物愛護センター」「動物愛護管理センター」「動物管理センター」「動物愛護相談センター」という名称の施設の管轄において、インターネットで収容動物の情報を開示しています。沖縄県以外は、すべての写真が掲載されているので、個体の識別に大変効果があります。沖縄県も、写真付きでの公開が必要と思います。
◆東京都(動物愛護相談センターのみ)
◆徳島県(動物愛護管理センターのみ)
◆福岡県(動物管理センターのみ)
◆熊本県(動物愛護センターのみ)
◆沖縄県(動物愛護センターのみ)
●インターネット上で情報の公開がない都道府県について、気がついたことを記述いたします。
インターネット上では、情報の公開がない都道府県は、以下の通りです。
山形県、宮城県、福島県、群馬県、栃木県、神奈川県、富山県、福井県、山梨県、静岡県、愛知県、滋賀県、奈良県、和歌山県、大阪府、京都府、兵庫県、島根県、岡山県、広島県、山口県、香川県、愛媛県、大分県、宮崎県、佐賀県、長崎県、鹿児島
さて、上にあがった自治体の中には、実は犬猫の殺処分が全国的にも大変多いところが入っています。殺処分を減らす努力の1つである収容動物情報の開示努力が求められます。愛知県も「愛知県動物保護管理センター」のサイト(http://www.pref.aichi.jp/douai/)があっても収容動物情報はありませんでした。
以上
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