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遺伝性疾患について
ダックスの毛色と遺伝性疾患

新庄動物病院  今本成樹獣医師

2004.11.6アップ


はじめに
 今回は毛色と遺伝という事について書くことにしました。これのベースは、私が獣医学雑誌に何か書いて投稿してくれないかと言われたときに、色々と調べたことをまとめたものです。テレビの取材でも同じ内容のことを延々話しましたけど、カットされてました。大切なことだと思うんですけどね。なぜでしょう?

 さて、今回は、病気の話というよりも、高校生物とかそっち方面の話の方が増えると思います。1回読んで理解できる方は、脳みそが理系だと思います。ただ、その理系か文系かの、脳みそは遺伝するのか、、、それは私にはわかりません。ただ、頭のいい悪いは遺伝するのでしょう。私は、ちなみに、人の悪い事と自分お都合のいい事は覚えてるタイプの人間です。(笑)


遺伝性の病気は犬400種類、猫150種類と言われる・・・
  さて、本題です。
 現在、遺伝性の病気と言われているものだけで、犬は400種類、猫は150種類と言われています。ほとんどの病気に対して遺伝性の要因があるのでは?と考えたくなってしまう数ですよね。さらに毎年10種類程度の遺伝病が新しく報告されているというのが現状です。しかし、遺伝病というのは診断も難しく、血統書的に祖先をたどるなんていうことをするには予想外のパワーを必要とするので、なかなか解明や、撲滅が進まないというのが事実です。そして、ビジネスとならない分野では、誰も手を出さないので、いつまでたっても日本では発展していきません。だからこんな若僧でも、いろんなところにモノを書いたりできる非常に手薄な分野です。そして、人気犬種ほど、乱繁殖がされるので一気にブームの時期に特定疾患が増えます。
このような問題は眼をそむけないで、獣医師とブリーダー、そして血統書発行団体など共同で改善していくことが重要となります。取り組みの遅れている日本、このまま遅れていくのをただ呆然と見ているのは本当にしのびないと思います。今回は、昨年度登録頭数ナンバーワンのミニチュアダックスフンド、そして見てわかる色素性の遺伝性疾患に焦点を当てていきます。


毛色と形質異常の関係
 少し基礎から書いていくと堅苦しくて、すごく退屈な感じもしますけど、なるべく要点を絞って、読んでみて「あぁ、なるほど!」と感じていただけるように話をすすめたいと思います。遺伝の基礎の基礎であるような遺伝の法則やメンデルの法則という話は今回、省略させていただきます。ネットで探してでも読んで下さい。エンドウマメのやつです。ただ、メンデルはあらかじめ結果をわかった上でエンドウマメの実験をしたのではないかと言われています。
 人間も犬も同様に、毛色や皮膚の色などは、メラノサイトと呼ばれる色素細胞により作られて、それにより毛色や肌の色が決定します。メラニンには、生成過程によって「ユーメラニン」と「フェオメラニン」と呼ばれるものがあり、互いに微妙に色が違います。ユーメラニンは、黒〜茶褐色フェオメラニンは、黄色〜赤茶色という色を示すもとになります。メラニンや、ユーメラニン、フェオメラニンの配合比率によって、毛色や皮膚の色が違ったように見えてくるわけです。メラノサイトの数や分布、作られるメラニンの種類やその比率などは全て遺伝によって決まっています。ここまではよろしいでしょうか?

 では、パレットに二色の色があるんです。それの混ぜ方一つで、いろんなカラーが出てくると考えてもらって結構です。白いか、茶色っぽくなるか、黒いか。。。って感じで出てきます。この色の組み合わせの遺伝子の上に病気の情報がのっていることが多いことが既にわかってきています。色素異常と遺伝病。あまり結びつかないでしょうけど、実は密接に関係しています。

 

色素異常と遺伝病は密接に関係してる
 色素異常を持つ動物に関しての記述は古く、チャールズ・ダーウィンの「種の起源」の中では、青目の猫の難聴について記載されています。電子顕微鏡の発達により、この四半世紀で色素の異常と感覚器の異常に対して様々な関連が解明されてきました。近年の研究では、色素細胞がどのように発生してくるのか?またその遺伝子異常が、何によるものなのか?などの研究もマウスや、試験官内での細胞実験の研究でですが進んでいるようです。
 さて、体の一部にメラノサイトが分布しない!ということは、どういうことでしょう?色を決めるメラニンの細胞がないということは、その細胞を作る基なる細胞、神経堤細胞が分布していないということをあらわしているのです。

メラニンの細胞がない=神経堤細胞が分布していない

 で、この神経堤細胞っていうのは、何しているのかと言いますと、いろんな感覚器の元になっているのです。で、神経堤細胞がないということは、感覚の細胞がない、、、、ってことですし、メラニンも分布しないということです。この分布も遺伝で決まっています。

神経堤細胞が分布していない=感覚の細胞がない

 そろそろこの辺で、ダックスフンドの話に入ります。近年ダックスフンド(ミニチュア・ダックスフンド)が非常に人気で、街でもよくみかけるのではないでしょうか?昨年度(平成15年度)だけでも、ダックスは15万頭が正式に登録されています。その他にも個人的な繁殖も若干あることを考えたら、かなりの数のダックスが世に出ていることになります。当然遺伝病も絶対数として増えてくることでしょう。
 ACVO遺伝学委員会(アメリカの眼の方の学会)の定めるガイドラインでは、ダックスフンドでは、類上皮腫、角膜内皮ジストロフィー、色素性角膜炎、白内障、進行性網膜萎縮、多発病巣性欠陥が繁殖に用いるべきでないものとして含まれています。目の病気だけで、これだけ決まりがあるのですから、怖いものです。ただ、現段階で、遺伝病、遺伝病とは言いますけど、どこにもその記載を血統書にすることはできていないのです。したがって、ペットショップなどで購入された子の場合には、そこについている血統書と言うのは品質保証書のようなものではなく、短なる家系図でしかないわけです。

血統書と言うのは品質保証書ではなく、短なる家系図でしかない

したがって遺伝病を予見させるようなものはどこにもない

 したがって遺伝病を予見させるようなものはどこにもなく、もし何かあった時には、獣医師がその判断を下すことが必要となるのです。そして、できる限り繁殖に対してブリードする側に遺伝病の怖さやその危険性などを含めたことを伝える必要があります。血統書は品質保証書ではないので、それを鵜呑みにすることは危険です。チャンピオン犬といえども、遺伝病のキャリアである可能性は十分あるのです。ショードックの規定に今までは遺伝性疾患の有無という規定はなかったのです。海外で実際に遺伝性疾患を持つ犬がチャンピオンとなった例もあるようです。ショーには、(犬種としての)スタンダードを残すという面でしか決まりはなかったようです。

チャンピオン犬といえども、遺伝病のキャリアである可能性は十分ある


 先ほど書きましたメラノサイトの話から、カラーと先天的障害に関係があることは何となく想像していただけたと思います。したがってダックスの毛色をみるということも、診断を行う際には重要になってくると思います。「なんだか色が薄いなぁ」というダックスでは、少しでも頭の片隅にこういった話を入れておくことが必要になるかもしれません。


ダックスの毛色を決定する遺伝子
 ダックスにおいては、毛色を決定する遺伝子はおおむね9種類ほどあると考えられています。(高等動物では、80種類ほどが関与しているといわれますが、主なものだけをピックアップして表にしました。)ただ、全てが毛色のみの決定に働くのではなく、中には模様を司るような遺伝子も存在しています。これらの複雑な絡みによって、ダックスの様々な色が生まれてきているのです。そしてその遺伝様式は、完全な確率で決まります。ただ、マール遺伝子(ダップル)が、どの程度発症するか?どこに起きるかということは、正確にはよくわかっていません。ただ、可能性として言えることは、ダックスに限らずどの犬種でも色を薄める遺伝子を強く持ってそうな子は、繁殖に使うべきではないのかもしれません。(全犬種について調べたわけではありませんが・・・時間があればマウスのほうで解明が進んでいる最新の情報を書きたいと思います。)


 Sorsby(1954)、Dausch(1977)によれば、毛色と眼球の障害というのには関係があると述べられています。また、視神経乳頭形成不全の家族性発症、家族性の視力消失も日本の学会でも報告されています。
ダップルの遺伝子をもっている場合には、ダップル模様周辺に色の薄い模様の部分があればそれだけで、色素細胞の分布が少なくブルーアイを引き起こす場合があります。住み慣れた環境では若干の視力異常は、犬の場合には臭いでカバーしていくのであまり生活には顕著な支障が認められないことが多いです。また、ブルーアイを引き起こしている場合には、片側の場合には、弱視とそちら側の耳の難聴が認められる場合があります。(ダーウィンのやつと同じです。)両方にブルーアイがおきていて、さらに視力の異常が認められる場合には、たいていは両方とも難聴です。(これは、長年診療をおこなってると、診療する機会が出てくるくらいポピュラーです。)この場合には、神経堤細胞の分布異常が考えられるので、その他においても内臓の異常などが現れてもなんら不思議ではありません。ダップル遺伝子(ダップルを作り出すマール遺伝子M)、マール遺伝子は優勢遺伝という方法で遺伝するので、ダップル同士を掛け合わせることの危険性は想像できると思います。ただ、ちょっと注意してもらいたいのは、レッドやクリームなどと言うのは、色を見誤ることが多いので血統書を100%信用するのはどうか?と思います。ダップルの遺伝子は必ず、白い模様を作ったり、色素異常を引き起こすようなものではないのですが、大きな白斑やかなり色が全体的に白っぽいダックスの場合には、ダップル遺伝子をMMの形でもつのでは?と疑うことも必要かもしれません。レッドや、クリーム、パイボールドといった子犬にはマール遺伝子が受け継がれたかどうかの判断は、確定的ではありませんので、繁殖を行う際には、注意が必要であるということを獣医師が飼い主さんに伝えることが望ましいのではないかと思います。遺伝は、隔世でも遺伝するので数世代さかのぼって、今後遺伝情報を管理するよなシステムが必要かもしれません。


 毛色の遺伝の話をできるだけシンプルに要点を絞って、ここまでやってきましたけど、たぶん一つの犬種でこれだけあることを考えると、全犬種対応は非常に遺伝的に考えていけば難解であると思います。遺伝にかかわりそうで見逃しがしがちな疾患を一つその診断方法を注釈3で紹介しておきます。その他の形成不全などの異常では、生後まもなくから判断がつくので、遺伝的素因を視野に経過を観察することで診断を下せると思いますが、PRA(進行性網膜萎縮)では、よく鑑別が重要となります。これまた大変なんです。

 

予後や対策について
最後に予後や対策について書きたいと思います。
先天的な疾患については、なかなかこれと言った治療法がなく、また診断も非常に特殊なものが含まれるので遺伝性と判断することは大変です。(PRAにおいては、遺伝子から罹患している犬やキャリアー犬を調べることができる犬種もあります。注釈3参照。 また、ボーダーコリーのCL症
(※1番最後にそのサイトを紹介しています_kanako注)などのようにキャリア犬が公開されているものもありますので、それらも積極的に活用することもいい方法だと思います。)

遺伝病では特に予防することの方が大切


 病気と名のつくものは、治療することばかりに目を奪われがちですが、遺伝病では特に予防することの方が大切なのです。確かに、ダップルなどは非常に高値で取引されるので、繁殖業者からしたらすごく懐の潤うカラーでしょう。しかし、外見的に見て、ブルーの目をしていたり動きがおかしかったり、また生後すぐに死亡したりと、カラーから推測できるような異常があることがわかってきています。まず診察の最初にカラーを見て、目を見て、そしてよく身体検査をして、何か異常に気がついたら、頭の片隅で遺伝性の疾患がどこかに潜んでいることを疑うことが必要じゃないかと思います。そうして、経過を観察する中で発症した場合にはすぐに繁殖業者に連絡をとったり、飼い主さんに繁殖に使わないようにする等の対策が必要です。 また、今後血統書などに遺伝病の記載を進める必要性が出てくるかもしれません。どちらにしても人の好き勝手に増やした犬種なので、人が最後まで責任もって管理する義務があると思います。ダップル同士のかけ合わせほど危険性をはらむ繁殖方法はないのです。ダップルの遺伝子を持っている可能性ある場合には、マール、ダップルの優性遺伝(形質が少なからず現れるようです)という図式から、繁殖は避けることが望ましいと考えます。ダップルのキャリア同士では、1/4で完全なダップル(MM)となって、相当な危険性が伴うことを忘れないで下さい。また、パイボールドの犬でも危険性は存在するので、アメリカなどのブリーダーさんのサイトを覗くと掛け合わせはタブーとなっているようです。


 ダップル遺伝子を持っているだけで(Mm)でも、4割程度の視力障害が起こるとも言われています。遺伝子とその形質が目に見えて現れるダップル斑やカラー、目の青さ、そこから想像つくような異常。これだけ数の増えたダックスの中では注目していく価値は少なからずあるのではないでしょうか?いつも書きますけど、産まれて来る子に罪はないのです。それを作り出す人間が、全て悪いのです。

産まれて来る子に罪はないのです。それを作り出す人間が、全て悪い

 

終わりに
 かなりココまで読むと疲れたことでしょう。最後まで読んで下さってありがとうございます。これは、ほとんどが獣医雑誌に載せた自分の原稿から、パクってます。専門的な内容ですけど、がんばって読んで下さってありがとうございます。犬のカラーの問題で、なにか症状が出るのなら、こんな簡単な見分けかたってないでしょ?そういうところから研究を重ねて、調べて、こうなりました。個人的には、適当な命の増殖だけを目的とする業者は、大嫌いです。うちの近所にもいますけど、いつかは天罰を・・・なんて思います。何の罪もないのに、苦しんでいる犬を診察するのは、嫌ですよぉぉ。。。だからこそ、なんとかしていきましょうね。これを読んでる皆様の力こそが必要なんです。(なんか変な宗教みたいない方になってますけど・・・。)でも、マジでそうです。毛色の話は、この辺で、、終わりますね。
長々とお付き合いくださってありがとうございました。

これを読んでる皆様の力こそが必要なんです

 

 

注釈1
meranoblast・・・メラニン芽細胞。神経堤に由来する細胞。胚芽期の早期に全身の様々な部分に移動して、メラニンを形成できる成熟メラノサイトになる。
注釈2
neural crest・・・神経堤(冠)。胚神経溝の両側に沿った神経系外胚葉細胞体。神経溝の縫合により神経管が形成されると、これらの細胞帯は、発育期の脊髄の背側に位置する。その位置で細胞群に分化していく。
分化先⇒後根神経節細胞、自律神経節細胞、副腎髄質クロム親和性細胞、神経鞘細胞、
第5・7・8・9・10知覚神経節細胞、外皮色素細胞などに発達する。
注釈3
PRA(進行性網膜萎縮)
網膜の変性により、視力低下から失明にいたるダックスにおいても認められる遺伝性の眼疾患。(最初の報告は、1911年のゴードンセッター。1988年までに、PRAは、雑種も含め86犬種で報告されています。)発症するまでには、時間があり3歳くらいで発症することも珍しくないので、繁殖に既に使われてしまった後にこの病気を発見するということもあります。ただ、初期には、夜盲症症状よりスタートして、最終的には、半年から一年半くらいで視力が完全に消失します。最初の来院時には、「暗くなると目が見えにくい。」といって来院されることもあります。症状が進行するにつれて、対光反射が低下し散瞳状態となります。見た目的には目の色が緑色っぽく見えます。類症鑑別には、本当に遺伝によるものなのか、炎症性、代謝性、栄養性、毒性、加齢などによるものなのか区別する必要があります。
診断は、通常どおりに対光反射(直接・間接)、威嚇反射、Cotton Ball(綿球)テスト(綿球がもったいない場合には、ティッシュをひらひらさせてもいいです。)などをまず行います。ただ、進行性病変であることの証明として、眼底写真をとることが必要だし、最終的にはERG(網膜電位図)をとることが確定診断に向け必須となります。現在遺伝子解析においてダックスは、確立されていません。(注釈4)
好発犬種・・・ミニチュアダックス、アイリッシュセッター、コリー、ミニチュアシュナウザー
コッカースパニエル、ラブラドールレトリバー、ボーダーコリーなど
注釈4
遺伝子よりわかるPRAの罹患キャリアー犬種
⇒イングリッシュコッカースパニエル、アイリッシュセッター、ラブラドールレトリーバー
ミニチュアシュナウザー、サモエド、シベリアンハスキー、チェサピーク・レイ・レトリーバー
 ポーチュギース・ウォータードッグの8犬種
注釈5
神経堤(冠)細胞とは?・・・神経堤細胞とは、神経管から遊離して全身に転移していく外胚葉由来の細胞。色素細胞のみならず、様々な器官発生へ貢献することが知られている。大まかには、以下の4つとされている。
@ 顔面・首、心臓の一部を構成する間質や骨などの間葉系細胞。
A 脊髄神経根・腸管神経叢など、全身に散らばる末梢神経細胞
B 色素細胞
C 副腎髄質などの内分泌器官構成細胞
注釈6
アグーチパターン・・・色素を決定する、ユーメラニン、フェオメラニンのパターン。アグーチシリーズの遺伝子は、毛色の発現には必須
エクステンションシリーズ・・・人の赤毛や、哺乳類の毛色に影響を与える。ユーメラニン、フェオメラニンをスイッチングする。劣性で黄色の毛色を示す遺伝子がマップされている遺伝子。
アルビノ遺伝子座・・・この遺伝子は、メラニン産生の鍵となる酵素チロシナーゼをコードしている。この遺伝子が欠損すると、白毛赤眼となる。一般的にアルビノは、色素細胞は存在するが、色素産生が行えない個体をさす。
ブラウン遺伝子座・・・チロシナーゼ関連蛋白酵素を少なくともこの遺伝子が色素産生にかかわていることは現段階ではわかっている。
ダイリュート遺伝子座・・・小胞輸送特にメラノソームの輸送にかかわる。この遺伝子の変異体は毛色が薄く(dilution)なる。


参考文献

ステッドマン医学大辞典
色素細胞(人の研究書です)
家畜総合解剖学
小動物内科学全書
セベリンの獣医眼科学
家畜育種学
2001年臨床病理学会抄録
ダックスの毛色を決める遺伝子
アグーチ シリーズAgouti locus ay フェオメラニン(レッド)を発現
at ユーメラニン(ブラック/タン)を発現
as セーブルを発現
エクステンションシリーズExtension locus E コートに影響を与えず
e ユーメラニン(ブラック)をフェオメラニン(レッド)に変える
ブラック シリーズDominant Black locus K ブラックを発現
Kbr ブリンドルを発現
k コートに影響を与えず
ブラウン シリーズBrown locus B コートに影響を与えず
b ブラックを薄める(チョコレートする)
カラー(アルビノ)シリーズColor(Albino)locus C コートに影響を与えず
cch フェオメラニン(レッド)を薄める(ゴールドクリームにする)
ダイリューションシリーズDilution locus D コートに影響を与えず
d コートをブルー(グレー)色に薄める
マール シリーズMale locus M ダップル斑を発現(斑致死、致死を伴う遺伝が報告されている)
m コートに影響を与えず
スポット シリーズSpot locus S コートに影響を与えず
sp パイボールドを発現
sw パイボールドを発現
ティッキング シリーズTicking locus T コートに影響を与えず
t ティッキングマークを発現(白斑上にメラノサイトを再配置して斑点を適度に散らす。)

 


※ボーダーコリーのCL症について

CL病という脳が萎縮し神経細胞を冒す遺伝性疾患
セロイド リポフスチン (沈着症)Ceroid Lipofuscinosis(CL)で
亡くなったボーダーコリー五右エ門君の病気との戦いの記録です。

 

※無断転載禁止とさせていただきます。

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