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2004年8月4日アップ

2006年12月25日更新
2007年2月25日更新 NEW!!

最近、動物の飼い主を確実に明確化できる「マイクロチップ」の導入が注目されています。しかしながら、まだまだ一般の飼い主にとって、身近には感じられないマイクロチップ・・・。マイクロチップの資料が欲しいな〜〜〜と思っていた矢先、なんと訳あって初めて行った動物病院(東京都内)で、マイクロチップのパンフレットを発見!獣医さんにお話を伺ったり、実物を見せていただくことができました。そこで、マイクロチップについて紹介します。

マイクロチップとは・・・

マイクロチップは、直径約2mm×長さ約13mm。
ガラス製・円筒形の電子標識器具。
それぞれのチップには、国コード、動物種コード、個体番号等が組み合わされた、世界でただ1つの個体識別番号(ID番号)が記録されています。
ID番号は、リーダー(※下の画像参照)を使って、簡単に、確実に読み取ることができます。チップの材質は、生体適合ガラスを使用しているため、注入による副作用は、ほとんど認められないそうです。
注入後のチップの耐久性は約30年と言われています。
チップは獣医さんで皮下注射と同様に動物の背側頚部に注入します。

 

目的と効果

●迷子になって発見された動物の身元がすぐに確認でき、不幸な処分を未然に防ぐことが可能
●災害・盗難など、いざという時の確実な身元証明ができる。
●捨て犬・捨て猫を防ぎ、人と動物のより良い社会関係の形成に貢献する。
●集合住宅などで動物を飼うための条件において不可欠なものであり、動物の生命を守り、安心して共に暮らすことができる。

 

注入の方法

チップは獣医さんで注入してもらいます。注射は普通の皮下注射とほとんど変わりがなく、動物には負担をかけません。針の太さは、12ゲージ前後です。
注入部位は、動物の背側頚部(正中線よりやや左側)の皮下深部です。
チップの注入は、通常、犬、猫とも生後約2週間で可能ですが、個体差を考慮するように手引き書には、書かれています。

政府公報オンライン」→「動画配信コーナー」→「ペットはあなたの大切な家族です」では、動画でマイクロチップ注入の様子を見ることができます。

 

リーダーによるデータの読みとり

知り合いの獣医さんのご好意で撮影させていただいたものです。このリーダーは、ハンディータイプのものですが、設置型の大きなリーダーもあります。

上がリーダー(ID読みとり機)(違う形のものもあります)

下が、チップの入った専用の注射器です。

リーダーは、3社から、7種類が販売されているようです。(チップとリーダーが別会社の製品であっても、両者ともISO規格のものであれば、読み取りが可能です)

東京都内では、多くの動物病院でリーダーを設置しているようです。また、東京都においては、2003年3月から、都内1カ所の動物愛護相談センターに据え置き型のリーダーが、他の2カ所の動物愛護相談センターには、ハンディーリーダーが設置されているとのことです。

 

データ登録申し込みとデータ登録料

●チップ注入料金は、動物病院によって違います。(※私が伺った病院は4000円でした)

●データ登録事務手数料は、1000円です。(※1度注入・データ登録を行うと、以後データ管理などにかかる費用は発生しません)

●データ登録申込とデータ登録事務手数料の振り込みは、飼い主自身が行います。データ登録申込を行わなければ、動物のデータはデータベースに登録されないので、チップを埋め込んだ意味がありません。必ず、データ登録申込とデータ登録事務手数料の振り込みを行いましょう。

 

データ管理とデータ照会の流れ

データの管理はAIPO(※説明は下記にあります)が行います。AIPOは、データ管理会社にデータ管理を委託し、獣医師がインターネットによるデータ照会を行うことができるシステムを構築しています。

データの変更・削除

●飼い主が変わった時・連絡先が変わった時
申込書(「どうぶつIDデータ登録・変更申込書」)に必要事項を記入し、AIPO事務局宛に送付

●動物の死亡時
申込書(「どうぶつIDデータ登録・変更申込書」)に必要事項を記入し、AIPO事務局宛に送付

※「どうぶつIDデータ登録・変更申込書」は、動物病院で入手可

 

データ照会

●電話・FAXによる照会
郵便番号 107-0062 
東京都港区青山1-1-1 新青山ビル西館23階 
(社)日本動物保護管理協会内 
AIPO 動物ID普及推進会議事務局
電話:03-3475-1695 
FAX:03-3475-1697

●インターネットによる照会
獣医師がデータ照会サイトにアクセスすることにより、照会可能

 

 

現在の問題点

現段階では、行政によるリーダー設置を実施している自治体は少数です。(※調査中)

せっかく、マイクロチップを注入しても、設置していない自治体の動物愛護センター、保健所などで保護・収容されては、身元確認を行うことができません。このような現状では、一般の飼い主が、チップを入れることに積極的になれないのも当然です。

まずは、すべての収容施設がマイクロチップの読み取りができる設備を整えてほしいと思います。

 

AIPO(動物ID普及推進会議)Animal ID Promotion Organizationについて

平成14年12月に、チップによる動物個体識別の普及推進を図り、データの管理を行うために設置された組織です。

構成団体

(1)全国動物愛護推進協議会(4団体)
 (財)日本動物愛護協会
 (社)日本動物愛護協会
 (社)日本動物福祉協会
 (社)日本動物保護管理協会

(2)(社)日本獣医師会

 

参考

●「マイクロチップ注入およびデータ登録・照会などに関する手引き」:2003年6月発行:AIPO

●「電子の迷子札マイクロチップ」:AIPO (社)東京都獣医師会 発行 啓発チラシ


もし、これをご覧になった皆様の中で、「うちの子には、マイクロチップが入ってます」という方が
いらっしゃいましたら、ぜひ体験談をお聞かせください。

また、私が調べたのは東京都のことであり、他の自治体の様子などはわかりません。

情報をお待ちしております。


参考

「犬や猫にマイクロチップの装着を」との声に、青森市環境部生活衛星課から次の様な回答が出ています。
こちらからご覧下さい(H16年9月)

参考(2006年12月25日)
神奈川県 厚木市 動物マイクロチップ装着費等助成事業スタート

厚木市では、平成18年10月1日から動物マイクロチップ装着費等助成事業がスタートしました。☆市の助成額は、1頭につき3,000円になります。

詳細はこちら


2007年2月25日 追加情報! ふみママさんから情報をいただきました。

※ふみママさん、どうもありがとうございました(*^_^*)→ふみママさんのブログは『ふみふみ日記

ふみママさんから、北海道のマイクロチップ情報と、その他参考になるサイトの情報をお知らせいただくことができました。

☆北海道では2006年に、全保健所とセンターにマイクロチップリーダーが設置されました。

※北海道では札幌では市の動物管理センター、それ以外の地域では市や北海道管轄のそれぞれの保健所が犬の捕獲・収容を行っています。

札幌の場合、2種類の読み取り機を設置。
札幌市の場合、札幌市小動物獣医師会が導入を推進しています。

挿入費用ですが、登録料込みで札幌市内の動物病院では5000円前後ということです。

マイクロチップについての詳しい記事が、以下のサイト内にあります。

●マイクロチップとは

●AIPO

●現状 (マイクロチップの普及状況、都道府県別行政での設置状況、マイクロチップレポート)

●メリット(マイクロチップによる個体識別により期待できる効果(有効性)、マイクロチップによる個体識別の特色)

●注入と読取

●データの登録と照会

●導入の流れ

●導入事例

 

☆その他、参考になるサイトです。

●『マイクロチップ(MC)の疑問(77問77答)にお答えします。

マイクロチップってどんなもの?』(All About)

マイクロチップ、入れてみました!』(All About)

マイクロチップ販売会社4社へのアンケート』(All About)

動物病院マイクロチップアンケート:前半』(All About)

動物病院マイクロチップアンケート:後半』(All About)

マイクロチップ-総評-前半』(All About)

マイクロチップ-総評-後半』(All About)

ふみママさんによりますと、全国のほとんどの保健所やセンターでは、今年中(2007年)にも読み取りリーダーの設置がなされるでしょう、ということです。これは去年施行された動愛法の改正で特定危険動物に対する個体識別措置(特定動物(危険な動物)の所有者(許可を受けた人)等を明確にするために、新たに、マイクロチップ、脚環(鳥類)等による識別措置)が義務付けられたことが理由です。これにより、マイクロチップを注入しても、読み取り機がないのでは意味がないということで、マイクロチップの注入に積極的になれなかった方には、安心して注入できる環境が整うことになりますね。

 

皆様からの情報をお待ちしています。

 

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