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アメリカ・みかろうさんからのレポート_No.3

 

アニマルシェルター シアトル編(3)

最初の「キング郡のシェルター」も
非営利団体の「Humane Society for Seattle」も
動物を引き取るときは有料です。
これも日本とは発想が違うかもしれませんね。

また、忙しくて頻繁にシェルターに通えない人のために
周辺のシェルターに収容されている動物達の情報が
一括して見られるようになっている
WEBSITEがいくつもあります。

例)
http://www.petfinder.com/

http://www.aap-wa.org/


私が訪れた2箇所のシェルター以外にも、
車で行ける範囲に、同じようなシェルターが
10箇所以上あります。
(すごいですよねー)



シェルターによっては、
保護期間が設定されていて
引き取り手のない動物たちは
やはり安楽死させられてしまうそうですが
「どれもこれも処分してしまう」という
日本の保健所とは雲泥の差があるように感じます。

ただ、こちらに住んで強く感じているのは
日本とアメリカの動物を取り巻く環境、
そして考え方の違いです。

環境面では、こちらの家やアパートは
「ペット可」のところが多く、
部屋自体も広いので
多頭飼いできる人が多いんですね。
犬の散歩に最適な公園もたくさんありますし、
餌などのペット用品は日本よりもかなりお安いです。

そして何よりの違いは、
こちらの人にとっては
シェルターなどで無料で働く
ボランティア活動が
日常だということではないでしょうか。

日本でこのようなシェルターを作るためには
多くの寄付金、
多くのボランティア、
多くの時間が必要になります。

忙しい日本で、
動物達を保護し、
里親のもとへ引き渡すというシェルターを作れるのかどうか。。。。

ブランド種がもてはやされる日本で、
雑種の動物たちをお金を出してまで
引き取る人がいるかどうか・・・・

正直、キツイものがあるなーと思いました。





以下の文章は
実際にボランティアをしている人から追記されたものです。
(アニマルシェルターでボランティアをしている人から
お話を伺えたのがラッキーでした。)

どれもこれも日本ではまだ通常ではないことばかりです。
ご参考にどうぞ。

1)アダプト料はどこも約
$75〜$120位

2)マイクロチップは動物の肩甲骨の間位に入れる。 
本当に小さいチップなので
動物には害がない。 
マイクロチップを入れる際に
飼い主の名前や連絡先を同時に登録するので、
マイクロチップをスキャンすると飼い主が分かる仕組みになっている。 
代金が別の場合は
約$25が相場。

3)避妊手術は
約$30。 
無料でやってくれる団体施設も多い。 
日本では避妊手術料がまだまだ高額なので、
避妊手術が進まないのでは?
避妊手術は猫で約2ヶ月、犬で約6ヶ月から可能。

4)あらゆるシェルターで年に何度が大きなイベントを行い、
動物のアダプトを促進している。 
このイベントには大手の会社がこぞって協賛する。
ちなみにHumane Societyが2004年度に行った
「Tax & Tails」というイベントでは
1日で約$50万(5千万円)を回収した。


以上、拙い文章ではありますが、
私が見たこと、聞いたこと、感じたことを書いてみました。

今後の日本での動物愛護に少しでも参考になれれば幸いです。

可愛い動物のために、何ができるか。。。
一人一人が考えてみましょう・・


みかろうさんは、現在、シェルターでボランティアをなさっています。

しかし、シェルターに行くたびに
自分の内面で葛藤していた部分があったそうです。


『動物が好きなだけに、かわいそうな動物達の現実を知りたくない、
目を背けたい、耳をふさいでいたい、、
しかもこれから殺されると分かっている動物に対して
どうやって接していいのか、本当に悩んでいました。』

そんな葛藤を抱えていたみかろうさんが、気持ちの整理がついた時の日記を紹介いたします。
(※みかろうさんにご許可をいただいております)

動物のこと 2004,7,31

実は何ヶ月か前から、
たまーーにアニマルシェルターのお手伝いをしに行っている。
保護されている犬との散歩がメインなんだけど(猫は別室で遊んであげる)
動物に情が映りやすい私は、保護されている子達の姿を見ては涙ぐんでしまう。
30を過ぎると涙腺が弱いんだろうなー(^^;
だから正直いってこのボランティアは私に向いてないと思っている。
でも、最近は
処分される(安楽死させられる)ことが分かっている子でも、
最期の一日だけでも檻から出して外の空気に触れさせてあげたくて
涙をこらえつつも散歩してあげたり、遊んであげたりしている。
今週はミニチュアダックスが保護されていた。
かなりの高齢で、
目も見えなくなっていて、
鼻もきかないみたい。
足もかなり弱っていて
老いのせいなのか、終始震えている。
なんでこんな高齢の犬を手離す人がいるのか、
なんで家族の一員であったであろうこの犬を最期まで看取ってやれないのか、
動物好きの私は怒りで身体が熱くなってしまう。
木曜日にその犬を抱っこして外に出してあげて
しばらく抱いててあげたら震えも止まり
ヨチヨチだけども嬉しそうに歩き始めた。
でも昨日、その子はシェルターを出され、
どこかに連れていかれた。
他の犬との散歩が終わったら檻から出してあげよう、って思っていたのに
帰ってきたら既に姿がなかった。。。
老犬はもらい手がないため、
元の飼い主が取りにこない限り
処分(安楽死)されてしまうのだ。
昨日、元の飼い主が引き取りに来たのか、
それとも処分されるためにどこぞに連れていかれたのか。。。(涙)
彼女の行き先を聞こうと思えば聞けるのだがやっぱり聞けなかった。
たぶん、おそらく処分されてしまったと思う。。。
昨日、外に出してあげたかったな。。。(涙)
動物を飼っている方、
どうかどうか、最期まで看取ってあげてください。
年老いたからといって安易に処分しないでください。
最期の最期まで
彼らは人間を信じ、人間を愛し続けるのです。


そして、以下がみかろうさんからいただいたメールです。

「ミニチュアダックス」の老犬が
嬉しそうに歩き出した姿を見て、
気持の整理をつけることが出来ました。
人間に飼われ人間を愛した動物たちに、
最期まで人間のぬくもりをあげたい、と思いました。
他の人が見たら「人間のエゴ」なのかもしれません。
でも、何もしないで嘆いているよりも
自分の信念に従って行動しようと思いました。
シェルターにいるとやり切れないことのほうが多いですが
アダプトされていく動物達を見るのは本当に嬉しいです。


みかろうさんは、引き続きアメリカ ワシントン州から
レポートを送ってくださることになっています。

2004年8月4日UP!

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