HOME >> CONTENTS >>海外の情報メニューへ >>NY動物警察メニューへ
「アメリカNY動物警察」番組レポート 4-8
新人のクリスティ・アダムスは、アメリカ動物虐待防止協会(ASPCA)の特別捜査官になるため、目下トレーニング中だ。アダムスの任務は、特別捜査官ダイアン・ディジャコモを補佐し、観察すること。新人3人のうち、女性はアダムスだけだ。トレーニングは数ヶ月続く。クイーンズ地区の病気のネコや、飼い主がニューヨーク市警に逮捕されている犬のケースなどを追う。
ディジャコモ捜査官はブルックリンに向かっていました。衰弱した犬が3匹いると通報があったのです。
同行するのは新米捜査官のクリスティ・アダムズ。
通報された家に行くととても痩せた犬が迎えてくれました。
犬の名前はマックス。
家にいた少年の話によるとこの犬は離れて暮らす継父から預かっているそうです。

他の犬は地下室にいるということだったので探しに行く捜査官。
地下室は物置状態で犬は呼んでもでてきません。
もう1匹は死体で見つかりました。パイプ官に頭を突っ込み抜けなくなったまま死亡したようです。
ジャコモ捜査官は死体を袋に入れて持ち帰り検死にかけることにしました。
マックスの状態も診療所で調べ結果を基に飼い主と話をするといいます。
この悲惨な現場に新米捜査官のアダムズは戸惑い気味です。
「新米の仕事にはツライ現場だったわね」とジャコモ捜査官。

引き上げようとした通路に何かを発見した捜査官。
「これは何?」「ニワトリ」「ウソをおっしゃい!」
「死体袋が必要ね」とジャコモ捜査官。干からびて皮だけになったものを回収します。


やせ細ったマックスは治療が必要です。
「12歳の子供に世話をまかせるなんて。まったく無責任にもほどがあります」
「しかし飼い主はあの少年に責任転嫁をするでしょう」とジャコモ捜査官は推測します。

マックスを診察するのはD.ナリヴァンダ獣医師です。
「ひどくやせていて衰弱状態の境界線上といった感じですね」と話す獣医師。
あばら骨が浮き筋肉は落ちています。元気なのだけが救いです。
マックスにはもっと詳しい検査が必要です。
次に哀れな死を遂げた犬の死体を確かめます。
「最悪な死に方です。餓死といってもいい状態です。じわじわと苦しみがやってくる」



最後に正体不明の動物の毛皮の確認です。
「ヤギっぽい。犬よりは毛が粗い」と獣医師。
「プロの仕業ではないわね。素人の皮革業者って感じ」とジャコモ捜査官。
動物の種類の特定はできませんでした。

  「犬たちは餓死、またはその寸前にありました。その件に関し飼い主と話をします」
飼育放棄であったかどうか、これから詳しい検査で明らかになります。


ルーカス捜査官はクイーンズ地区のはずれに向かいます。
同行者はサンダーノ捜査官と新米のアダムズです。
近所の猫が死にそうな状態で、その後飼い主が家から出さないため姿を見ていないという通報があったのです。
猫の状態を確認し必要であれば治療を受けさせます。
飼い主は猫のスパイクが病気だといいます。
自分でも立てない状態です。
「いつから?」「2,3日前かな」「治療が必要です」
猫は下半身がマヒしています。マンハッタンの診療所に搬送されることになりました。
「飼い主は特に悪い人物には見えません。今は話を聞くより治療が急ぎます」と捜査官。
1時間ほど走って診療所に到着しました。診察はソロモン獣医師です。
「神経に異常があるようだ」と話す獣医師。
外を自由に歩いていたのなら白血病か免疫不全の疑いがあるといいます。
万一そうだとしたら手の施しようがないとも。
レントゲンを撮って調べることになりました。結果は明日以降になります。

新米捜査官アダムズはASPCAの捜査官として大切な訓練を受けに行きます。
銃の扱い方を習います。
ASPCAの捜査官はNY市警と同等の権限を有するため武器の携帯を認められているのです。
一緒に訓練する3名のうち過去に警察機関での経歴を持たないのはアダムズだけです。
アダムズの前職は動物たちを保護するシェルターの職員でした。
訓練は3ヶ月間続きます。
マックスが保護されて3週間。保護されたときよりも体重は増加し元気になりました。
もう1匹の検死も終わっています。
検視解剖の結果心臓、腎臓、腸の周囲などに脂肪は一切なかったといいます。
死因になる外傷もなく餓死したと考えられるとのこと。
「マックスも放っておけば同じ道をたどっていたでしょう。」

ジャコモ捜査官は飼い主の元へと向かいマックスを手放すよう話をします。飼い主は不在でしたが電話で話をすることができました。
「知り合いから引き取った」などと言い訳を並べます。
飼い主を警察に呼び出すことにし、飼い主も了承しました。
恨みを買っていた、毒を盛られたなどと言い訳をする飼い主。
「いい?犬たちは衰弱していたのよ」捜査官には通用しません。

あなたを逮捕します。犬が死んだのはあなたの責任だからです。子供に任せるなんて無責任すぎる」
彼は虐待は否定しているものの子供に世話を任せたのは無責任だったと認めました。
この後裁判手続きがとられ今日中に判決が下るといいます。


罪状は動物虐待罪です。

有罪の場合1000ドル以下の罰金か1年以下の懲役が科せられます。


瀕死の猫を搬送したサンダーノ捜査官
その猫は死に毒が検出されました。他の猫にも被害がでています。
迷い猫も数匹死んでおり近所に猫嫌いがいるようだと話します。
捜査官は警告書を貼ります。動物の毒殺は犯罪行為だという文面です。他にも聞き込みを続けます。
「犯人はどうなるんだ?」「懲役刑か罰金刑。他の犯罪と同様逮捕は免れない」と捜査官。
聞き込みをしている最中に警告書が破られました。
「雨の中をわざわざ出てきて破るなんて」
こういった聞き込みは再犯の抑止効果も持っているという。
犯人は逮捕したいが検挙率は100%ではないと話す捜査官。
「一番大事なことは地域が協力し再犯を防ぐことです」

 

雷雨の中ライアン捜査官とギャングウィッツ捜査官は死亡した犬がいるという通報に対処します。しかし特に死体は見当たりません。

部屋の男性はスピーディ、車椅子の生活で捨て犬を助けていると言います。


路地裏の捨て犬や闘犬などを救い出し面倒を見ているというスピーディ。犬は健康そうですがこれ以上増えると問題になります。
「ASPCAに連絡を」と捜査官。

「でも安楽死させるだろう?」とスピーディ。

「そんなことはしない。不妊・去勢手術が受けられる」
虐待の形跡がないので移動手術車を手配し不妊手術を受けさせるよう指導するに留まりました。

「拾われた犬たちは幸せです。また様子は見に来ますけどね」

 


市警の要請を受け出動するサラックス捜査官。
病院に連れて行かれた男性の飼い犬を見に来ました。
家に入ったところ犬はやせ細っているうえ室内が不衛生だったというのです。
男性は精神鑑定調査中、家族は留守なのでメモを残して連絡を待ちます。
「通常飼い犬の引き渡しは簡単には応じません。でも男性の家族が面倒を見ないと言ったら保護することになります」と捜査官は言います。

サンダーノ捜査官は再び毒殺事件が多発する地区に向かっています。
こうして度々訪れることで犯人に恐怖感を与えます。
住民も立ち上がり情報提供に賞金が懸けられました。

「住民は怒っています。地域一丸となって犯人を捕まえようと必死です。そのうち情報が入るでしょう。いつまでも隠れてなんていられません。今はなりを潜めていますが20匹も犠牲になっているんです。そのうち決定的な情報が入り犯人を逮捕できるはずです。」
彼女は犯人を逮捕できることを願い巡回を続けます。

セントラルパークにやってきたアダムズ新米捜査官。
観光馬車の定期点検をベテランのサラックス捜査官から学びます。
「飼い主として捜査官として御者に適切な対応を求めます」とサラックス捜査官

「難しいことは求めません。仕事の相棒に対し愛情を持って接してほしいだけです。」
まずは免許証を調べます。次に左前足のひづめの番号とナンバープレートを確認します。

9時半より前に仕事をさせるのも違反です。馬と馬主、厩舎
それぞれの名前も確かめます。
まずはサラックス捜査官のお手本です。
彼女はめったに褒めないといいますが、手入れが行き届いた馬に会うと嬉しいといいます。
「ひづめに乾燥防止用に油が塗っています。塗らなくても違反にはなりませんが馬にもよく見栄えもよいですよね。
 たてがみも短く切りそろえられています。長いと馬具で擦れてしまいます。馬は不快な思いをせずに済みます。」
御者には馬を酷使しないよう走行距離を記録する義務があります。

次はアダムズが検査を行います。
御者に確認をしながら雑談も交わし馬に人参をあげたりとスキンシップを取ったりもします。
しかしそうしている間にも通りすがりの馬の足音から問題に気づいたりもします。
蹄鉄が緩んでいる音だとサラックス捜査官は言います。
公園に入ってしまったため戻ってきたところを確認しました。
右後ろ足の蹄鉄が緩んでいます。左後ろ部分は自分で直したと言います。
蹄鉄を換えて署に連絡をするまで営業は停止ということになりました。
「馬のためだから仕方がありません。ゴム製であれば気づきませんが鉄のものであれば緩んで平らでないと特有の音があります。長く続けると聞き分けられるようにもなります。
 彼は自分で換えたと言いましたがそろそろプロの手で交換する時期だと思います」とサラックス捜査官。
アダムズにはまた1つ勉強になりました。

ライアンとギャングウィッツ捜査官は病院に入った男の家に訪ねてきました。
今回は家族が在宅で問題の犬を見ることができました。
犬を見たライアン捜査官は十分な食事と治療が必要だと言います。
「診療所に連れて帰り必要な治療をします。虐待に関する捜査はこれからです。
 精神鑑定が終わってからでないと責任能力が問えるか分りませんしね」
犬の名前はボストンです。
「結論を急ぎたくはありませんが、母親の話ではちゃんとエサを与えていなかったそうです。
 診療所で治療して新しい飼い主を探すのがベストでしょうね」
ASPCAの車に乗ったボストンは尻尾を振ってじゃれています。
「よっぽどあそこを出れて嬉しかったんだろう」とライアン捜査官。
「私は大の(NY)ヤンキースファンなんだ。
 ボストン(レッドソックス)という名前が良くないな。改名すればきっと運も上向くさ。」とギャングウィッツ捜査官。
「今から診療所でエサをあげるからな。今からお前は”ヤンキー”に改名だ。犬も喜んでいるぞ」

夜の診療所には当直医のみのためこの夜は採血のみで本格的な検査は翌日になります。
「劣悪な飼育環境はたくさん見てきています。どこも家の中はネズミやゴキブリだらけです。電気も止まっていて廃屋同然なのが一般的です。しかしこの犬は飼い主と暮らしていました。ベッドメイクも壁の補修もされている家です。なのに飼い主の一家は犬が痩せこけているのをどうして気にしないでいられたのか非常に理解に苦しみます。これからの捜査で謎は解明されるでしょう」とライアン捜査官。
「最後には真実にたどりつけます」とギャングウィッツ捜査官。
「だから決め付けはよくない。慎重に聞き込みをして答えを探す。」それが任務だと二人は言います。

ヤンキーがASPCAに保護されて3週間が経ちました。
体重は4.5キロで標準体重になりました。
今日はヤンキーを里子に出せるか適正を判断するためにトレーニングセンターにやってきました。
「治療して”はい、さよなら”ではなく犬に適した里親を探すのが私たちの務めです。」
飼い主がまだ病院なため捜査官が引き取り里親を探します。

一方、アダムズたちがマックスを救出して3ヶ月が経ちました。
マックスは元気になりました。
新人のアダムズには辛い体験でしたが嬉しいようです。
「今回の件は勉強になりましたがまだまだ経験不足です。毎回落ち込んでいられませんから。」
そしてもう1つ朗報です。アダムズは3ヶ月間の訓練をやり遂げたのです。
これからの未来に期待できます。

番組で逮捕となった容疑者は法廷で有罪が確定するまでは無
罪と推定されます。

Copyright (C) 2006 kanako. All Rights Reserved.

HOME >> CONTENTS >>海外の情報メニューへ >>NY動物警察メニューへ