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「アメリカNY動物警察」番組レポート 4-14

ルーカス捜査官とアダムズ捜査官は動物保護センターから「ひどい状態で猫が返されてきた」という通報を受けブルックリンへと向かいました。
2ヶ月前に引き取られた猫でしたが首輪による傷を受けた様子がセンター職員の撮った写真で分ります。
首輪は成長と共に調整しなければこのようなことになってしまいますが、こういったことは犬に多く成長した猫にはマレだと言います。
センターでの書類には獣医師による見解が記載されていました。
”すでに成長した猫が急激な成長をするとは思えない。つまりベルトの調整を怠ったとは考えにくい”
職員がその首輪を保管していました。証拠として持ち帰ります。
事情聴取と証拠撮影を終えた二人は猫に会いに行きました。

10年の経験者であるルーカス捜査官でも見たことがないような状態です。

「故意的だ」と捜査官は言います。


猫はASPCAで保護されることになりました。

同じくブルックリンにディジャコモ捜査官とラハブ捜査官が出動し車庫で飼われている犬の様子を見に来ていました。


犬の脇腹には大きな傷があります。

飼い主は銃で撃たれたのだと主張しましたが、ディジャコモ捜査官は腫瘍ではないかと疑っています。


治安が悪く夜になると倉庫の中にも銃弾を打ち込まれると言う飼い主。


「外に出るのが怖いから餌をあげれない?ならばどうして外で飼うのでしょう。苦しい言い訳です。この子は飼い犬には見えません。
目ヤニだらけだし、とてもお腹をすかして私のポケットを探っています。身体も骨と皮だけです。それにもう一頭の犬は立派な体格をしていますね。年を取った犬より若い方が好きなのでしょう。

「この状態はあんまりです」とディジャコモ捜査官。
状況捜査はとても重要です。

ラハブ捜査官が飼育現場を調査に入りました。

「これは動物を飼う環境ではありません。心が痛みますね。排泄物はそのままで小屋は吹きさらし。雨風をしのげません。よく生きてましたね。
飼い主は銃声を聞きエサ皿にも銃痕があったので撃たれたのだと主張しています。しかし2ヶ月も医者に見せていません。許せませんよ」ラハブ捜査官は元警官で非番の日には動物保護の奉仕をしていました。元警官の経験を捜査に生かします。
犬はASPCAで預かることになり飼い主には飼育権を放棄するよう言い渡します。
たとえ飼育権を手放しても動物虐待が証明されれば飼い主は起訴されます

ルーカス捜査官とアダムズ捜査官が首輪でケガをした猫を診療所に連れてきました。
動物に名前がない場合、捜査官や担当者が名前をつけます。
この猫はフェイスと名付けられました。
治療の前に証拠写真を撮ります。起訴の際に必要となるものです。今回は首輪も証拠となります。
首輪には皮膚が付着していました。全面に付着しており食い込んでいたのは確かです。

問題は成長により食い込んだのか締め付けられたのかだとルーカス捜査官は言います。
「どちらにしろ飼育放棄は確かです。こんなケガを放置したのですから」
担当はバイパ獣医師です。
捜査官が状況を説明します。
「これは洗浄して縫合した方が早く治るでしょう」と獣医師

猫の首周りを測りました。20センチです。首輪の穴までの長さも測ります。13センチ弱です。
実際の首周りよりも7センチも小さかったことがわかりました。これは適正サイズの半分です。
「指1本分ぐらいの余裕はケガをしないために必要です。これだけ食い込んでいたら相当痛かったでしょう」
報告書ができれば捜査官は飼い主に事情を聞きます。

ディジャコモ捜査官とラハブ捜査官が保護した犬を診療所に連れてきました。
担当はリースマン獣医師です。
捜査官から事情を聞いた獣医師は腫瘍のようだと言います。
「腫瘍が悪性かどうかは分らない。腫瘍は細胞が異常に増殖したもので血液がそこにうまく供給されないと中心部分が死んでしまう。
これは死んだ部分が潰瘍化した可能性がある。通常は2ヶ月でここまで進むなんてありえない。」と獣医師。
まずは腫瘍の摘出が必要です。転移している可能性もあります。精密検査をして痩せ方と腫瘍の関係も調べます。
獣医師の診断は飼い主の主張と食い違います。診断を下す前に裏づけのための検査を行います。

ディジャコモ捜査官が非常階段で保護した犬を連れて到着しました。
飼い主が引越しし犬は置き去りにされたのだと言います。
「非常階段の外に出して放したつもりだったのかしら?」と呆れる捜査官。
犬は脱水症状を起こし深刻な状態です。1ヶ月放置されていたようです。
担当はシュワルツ獣医師です。驚いたことにこの犬は去勢処置済みでした。
痩せているのは疾患のせいなのか栄養失調なのかを確認しなければいけません。
少し食べ物を与えるとすごい勢いで食べて舌なめずりしています。
「この様子じゃ食べれそうね」と獣医師。
念のため検査を行い結果が出るのを待ちます。
「どちらにしろ元の飼い主を突き止め裁きを受けさせます。飼い犬を放置するなんて言語道断です。
しつけもされていて去勢までした犬をどうして手放すのか分りません。」と捜査官。
犬には特に疾患は見当たりませんでした。
「3週間もすれば見違えますよ」と獣医師は言います。

車庫で保護された犬はマセオと言います。ASPCAの診療所で腫瘍摘出手術を受けました。
胸のレントゲンを撮ったところ幸いなことに他への転移は見られなかったとリースマン獣医師は言います。
「他への転移が見られなかったため手術に踏み切ることにしました。開けてみなければ分りませんが、全てを取り除くのが無理でも主要な部分を取り除きます。腫瘍減量手術と呼ばれるものです。」
ASPCAは非営利団体ですが寄付金のおかげで動物たちに専門的な治療を受けさせることができます。
執刀医はグリーン獣医師です。

「思ったよりも小さかったので取り除くことができました。
悪性かどうかは生体検査の結果を待ってからです。」
この部分の傷は問題がありませんが再発が心配だと言います。しかし再発や転移の可能性は検査結果で予測できるとグリーン獣医師は言います。
手術は成功しました。

ディジャコモ捜査官は非常階段に放置された犬の飼い主を探して捜査を行っていました。
放置しなくても他の方法があったはずだという捜査官。
郵便局に転送届けが出ていないか確認に訪れます。
「残念ながら転送届けは出ていませんでした。でも必ず飼い主を探し出してみせますよ。絶対に」
捜査に進展はありませんが、放置された犬はアポロと名付けられ快方に向かっています。

体重も5キロ弱も増えました。血液も尿も異常はありません。
「問題は愛想良く尻尾を振りすぎてケージでケガをするぐらい」と笑うシュワルツ獣医師。


一方、首輪が食い込んだ猫のフェイスは縫合手術のおかげで順調に回復しています。
「飼い主がきちんと様子を見ていれば防げたケガでしょう」とバイパ獣医師。
バイパ獣医師の診断により事件の裏づけが取れたため立件します。
捜査官は飼い主の言い分を聞きに行きます。

「男女のどちらが飼っていたのか。どうして首輪がきつかったのか。誰が傷つくほどきつく締めたのか。質問はたくさんあります」
飼い主の家に到着しました。まずは真実の確認です。飼い主だけが真実を知っています。
事情を聞きながら供述を引き出します。証拠が取れました。


飼育放棄ですね。それは動物虐待です。あなたを逮捕します

急な逮捕に驚く女性。「信じられない、どうして?」
動物虐待は犯罪です有罪となれば1000ドル以下の罰金か一年以下の懲役が科せられます。
「猫の異臭に確認もせず猫から逃れたい一心でセンターへ返したのです。愛を感じられません。
首輪は自分で締めたと認めました。起訴するには十分な証拠です。逮捕にひどく怒っていますが動物虐待は立派な犯罪です。」

ASPCA診療所前でルーカス捜査官が犬を連れたサンダーノ捜査官を待っています。
クイーンズで保護された犬は虫刺されと衰弱が激しいようです。犬は家裏の悪環境の中で飼われていました。
飼い主の女性は元夫の飼い犬だと主張していると言います。
「小屋もなく排泄物もそのまま。コケの生えた食べ物が放置されていてそこらじゅうハエだらけよ」とサンダーノ捜査官。
飼い主は世話をしていなかったようです。
蛇口から出る水を貪るように飲む犬。しかし食事や水を長い間与えられていなかった犬には少しずつ与えなければいけません。

フェニシェル獣医師が精密検査を行います。痩せていますが食欲はあるようです。
「飼い主は元夫の犬だから自分には関係ないと言っています。自分の庭の犬に餌も与えていません。」と捜査官。
毛で隠れていますが触ると分ります。かなり痩せています。
衰弱度は”5”ね」「最悪ってことね」

動物の身体状況は1から5に分けられます。この犬は一番ひどい5です。
「毛と皮をかぶっているだけだわ・・・」と獣医師。
更に耳にもひどい傷を負っていました。

飼い主はすでに引き渡しに同意済みですが、動物虐待と立証されれば逮捕は免れません。
「元夫に話を聞くとは言いましたがその必要はないですね。犬を放置していたのは彼女ですから。」とサンダーノ捜査官。
この犬はレイラと名付けられました。

ディジャコモ捜査官の懸命な捜査も虚しくアポロを置き去りにした飼い主はまだ見つかりません。
しかし良い知らせもありました。トレーナーのウェルズとチャイルズがアポロを里子に出せるか判断します。
様々な状況を想定しアポロの反応を見ます。
子供の人形や老人の振りなどいろいろと試しましたが問題はなさそうです。
「人が大好きなようです。怪しい格好をした人でも大丈夫なぐらいですからほぼどんな家庭でも大丈夫でしょう。
ただ小さな子供がいる家庭は向かないかもしれません。飛びついて押し倒してしまいますよ。
元気すぎますが良いペットになると思います」
里子に出すには問題はありません。すぐに新しい家が見つかるでしょう。

リースマン獣医師が車庫に保護されたマセオを訪れました。
摘出手術から3週間。体重は8キロ近く増えています。
「ひどい状態のまま放置しておくなんて完全な飼育放棄です。今は順調に回復してますよ」
手術は成功しましたがまだ安心はできません。
「腫瘍は悪性でした。摘出した部分から再発するかもしれません。転移の可能性がないとは断言できない状態です。
そうならないよう願います。年齢は8〜10歳。大型犬としては高齢ですが最後まで幸せに生きてほしいです。身体面も精神面を快方に向かっていますし最近は人懐こい面も出てきています」


リースマン獣医師は飼育放棄だと断定しました。
飼い主を逮捕するため捜査官二人が車庫へ向かいます。
「報告書には飢餓状態だったとはっきりと書かれています。飼い主は犬を放置して死なせようとしていたんです。言い訳はさせません」
到着後捜査官は飼い主に犬の容態を話し、逮捕しにきたことを告げます。

「おとなしく協力してくれれば手続きは早く済むよ」
とまどう飼い主に捜査官は言います。
有罪となれば1000ドル以下の罰金か1年以下の懲役です

この件は解決しました。
「収入はあるはずです。世話を出来ない理由がありません。ただ放棄したんです。本人も自覚しています。」

ルーカス捜査官がフェイスを訪ねました。保護してから1ヶ月。ケガは完治しました。里子に出る準備は万全です。
「助かってよかったです。傷の状態が悪かったため感染症を起こしていれば危険でした。この子は強運ですよ。
飼い主は逮捕しました。同じ過ちは繰り返さないでしょう。
飼うべきではありません。動物を飼うだけの責任感がありません。
逮捕した時に彼女は”たかが猫のために私は逮捕されるの?”と言いました。自分だけが大切なのです。猫の心配はしていません。
里親を探していますが、この子は美人で賢いのですぐに見つかるでしょう」

レイラが診療所へ来て1ヶ月が経ちました。今日はお風呂に入ります。
健康状態は劇的に変化しました。21キロだった体重が7キロも増えています。
3割近くも増えたことになります。
脂肪も筋肉もゼロだったのだと獣医師は言います。
あとは飼い主の逮捕を残すのみです。
サンダーノ捜査官とルーカス捜査官が飼い主の女性を訪ねます。

「1年も前に出て行った夫の犬だと言い張っています。獣医師は餌を与えていない栄養失調から起こる衰弱だと明記しています。」
重要なのは管理責任が誰にあるかです。虚偽の説明を続ける女性に逮捕を通告します。
「犬の健康状態からあなたを動物虐待の罪で逮捕します。実際に犬がいたのはあなたの家です。飼いたくないのならご主人に引き取らすべきでした」


逮捕劇は完了しました。

「彼女は”私の犬じゃない”の一点張りです。元夫が出て行って1年以上が経過しています。10歳の息子が世話をしていたのです。
子供に任せ切りにしたのは親の責任です。逮捕の理由を説明しました。可哀想なのは犬のほうです。弁明は法廷でするように言いました。後の判断は裁判官に任せます。」

脇腹に腫瘍があったマセオは車庫で保護されました。2ヶ月が経ち術後の状態も良好に経過しています。
今日は里子に出せるかどうかをトレーナーが確認します。
「口輪をつけられるかどうかの確認なのですが抵抗しています。」
獣医師の診断の結果から健康状態の悪さは飢餓によるものだと判明、このような場合食べ物に執着する傾向があります。
偽の手を使って執着の度合いを確認します。

「身体を固くし、うなっています。警戒態度のテストですが少し手を噛みましたね」
様々な場面を再現し犬の欠点を見つけます。今度は男の人が怒鳴りながら部屋に入ってきました。
「大声を出した人を見るだけでトレーナーの元に戻ってくるのが理想的な反応です。マセオは吠えました。これを直さないと里子には出せません。」


里子に出せる状態になるまでトレーニングは続きます。

レイラには新しい里親が見つかりました。
新しい家族はキトとステファニーです。ついに愛情のある家族と巡り合えました。

「最初は何も出来ませんでしたが今では理解できるようになってきています。
他の犬と同じです。私たちが帰ってくると撫でるよう求めます。抱きしめてキスをすると喜ぶんです。彼女も私たちを愛してくれているんです。」

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