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2007年6月12日 
馬渡龍治議員(自民党) 
衆院「環境委員会」での質疑

2007年6月12日、国会衆議院 環境委員会にて、馬渡龍治(まわたり たつはる)議員さんが、温暖化対策と並んで重要な生物多様性保全に関連してと、カエルツボカビの実態調査について、そして改正動物愛護管理法の動物取り扱い業者の「標識」の記載のなされていないことを質問してくださいました。

国会インターネット中継のビデオライブラリで見ることができます。衆議院インターネットTV

→衆議院TV ビデオライブラリ(平成19年06月12日)衆議院環境委員会

 


衆議院 環境委員会 平成19年 6月12日

質疑の内容

【馬渡龍治議員】

 

(前略)
温暖化問題と並んで待ったなしの対策を求められているのが生物多様性の保全の問題であろうかと思う。
先月21日にベルギーで日、EU環境考究事務レベル会合が行われ、その中で一つ目に止まったものがある。
<生物多様性に関する外務省プレスリリース>
 我が国が2010年の生物多様性条約第10回締約国会議の日本開催を誘致していることについて、EU側より歓迎の意が表されることとともに、EU側より日本が議長国となる来年のGHプロセスにおいて、気候変動問題と並び優先課題の1つとして、生物多様性を取り上げるように要望があった。
(上記プレスリリースにあるように)それぐらい世界中で多くの種がどんどん消えていっていると聞いているが、例えば私たちが今把握している生物種というのが大体200万種あると言われていて、知らない生物種も含めると5千万種から
1億種いるのではないかと言われている。
そして実に恐ろしいことに15分間に1つの生物種が絶滅していって、そうなると1年間に3万5千種が消えていくということになる。これを単純に計算していくと、1400年経てば地球上からすべての生物種が消えていくという勘定になるのだが、そこまで行く前に色々な食物連鎖の関係もあり、生態系がくずれればもちろん私たち人類の生存の可能性が薄くなっていくということになろうかと思う。
 年々消えていく率が加速しているということを良く聞くが、今こそ温暖化対策と同時に私たちの国でも対策を立てていかなければならない。
ー途中略ー
 残念なことに生物多様性ということを聞いたことはあるけれど、中身がわからないとか、なにをするんだということを良く聞く。実際に平成16年に生物多様性国家戦略関係省庁連絡会議のアンケートによると、生物多様性という言葉を知っている、聞いたことがあると回答をした人は約30%しかしながら国家戦略ということを聞いたことがある、知っているという方は6.5%であったと教えて頂いた。
これではいくら国が頑張ってもそれぞれ国民の方の意識が高まらなければ生物多様性の保全はとうていなしえないものだと思っている。
そして今回の21世紀環境立国戦略の中には今後重点的にチェックすべき8項目の2番目に生物多様性の保全による自然の恵みの享受と継承というものをあげていてその中に100年を見通した我が国の生物多様性の保全という項目があった。
ー略ー
そこで質問であるが環境省としてこれからどうやって広く国民に向けて、生物多様性の保全の重要性と国が行うとしている戦略について知らしめていこうとしているのか教えて頂きたい。

【土屋品子環境副大臣】

 

馬渡先生のご心配はもっともなことだと思う。
むしろ地球環境の問題はここ数年大変国民のみなさまに理解して頂いていると思うが、その陰に隠れて、生物多様性の問題というのは、今馬渡議員の方からいって頂いたが、本当に低い数字である。
環境省としてもCOP(生物多様性条約締結国会議)展開催に手を挙げているわけであるので、このCOP(生物多様性条約締結国会議)展をチャンスとしてさらに色々な試作をしていきたいと思っている。
今年初めてであったが本年5月22日、国際生物多様性の日には、東京都内、また名古屋市においても記念イベントを開いて、普及、広報法の推進に努めて参った。
21世紀短距離戦略の中でも、生物多様性の重要性について国民の理解を得るための取り組みや、市民参加型調査の実施などを生き物にぎわいプロジェクトとして
重点戦略の中に位置づけているところである。
これでもまだまだだと思うが更には地方公共団体や、民間とも連携をはかりながら積極的な普及広報に取り組んで参りたい。
特に私自身重要だと思うのは、子供の時から生物多様性というものを理解する必要があると思うので、学校教育の中にも積極的に取り入れていただくように文科省にも 働きかけていきたいと思っているし、さまざまな面で各省にまたがっている問題であるので頑張って普及させていきたいと思う。

【馬渡龍治議員】

まさにCOP(生物多様性条約締結国会議)展が本当に絶好のチャンスであると思う。先ほど述べた小泉(元)総理の環境教育に対する提言、環境の10年というのが今、エコスクールパイロットモデル事業の後押しをして頂いているように思うが、なにかをきっかけに目標に向けて国として全員で取り組んでいくというのが大切だと思うので是非よろしくお願いしたい。
これに関して第3次生物多様性国家戦力の策定が今行われているところだと思うが、過去2回と比べてどこが違うのか、特に力を入れていくのはどこなのか教えて頂きたい。

【富岡自然環境局長】

生物多様性に関しまして、現行の国家戦略策定以降の大きな動きといたしまして
二つあると考える。
1つは生物多様性が先ほどのGエイトサミットの首脳宣言に盛り込まれるなど、国際的に感心が高まっているものと承知している。
*******************************
(聞き取りできず・・・)

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人と自然の関係の再構築が求められている。
この二つが非常に大きな問題ではないかと考えられている。
このため、第3次国家戦力の策定にあたりましては、例えば世界に向けた自然共生社会作りの発信などCOP(生物多様性条約締結国会議)展、開催を視野に入れた国際的なリーダーシップの発揮、それから、生物多様性の観点から見たご指摘のありました100年先の国土のあり方、更には生物多様性の重要性に対する普及広報、地方や民間の参画の促進、こういったものが論点として考えられるところであるが、こうした点を含め、審議会で幅広くご審議頂いて本年中に策定いたしたいと考えている所である。

【馬渡龍治議員】

 

人間のわがままにより今まで絶滅させた種というのはかなりあり、近くでは馬や牛に被害を与えるということで日本オオカミなどが絶滅した。
一度絶滅してしまったものは二度と戻らないし、密接に色々なものとつながっているので、やがて他の動物、結局人類のためにも、生物多様性というのは生存できる期限を進めていくためにも、伸ばしていくためにも重要である。
 先ほど副大臣がおっしゃったように、お子さんの時からそういう意識を持って頂ければ今後明るい希望が持てるのかなと思うので、お子さんにもわかるように発信して頂だくようお願いしたい。
続いてこれに関連し、以前質問させて頂きましたツボカビ症について質問させて
いただきます。
 生物多様性を減退させる要因はいくつかあると思うが、この中に外来生物または菌類の問題もあると思う。以前申し上げたが、これは物凄い脅威で水によって感染をするので凄いスピードでその一帯の両生類が絶滅に追いやられるということも考えられるし、そうなるとカエルが補食していた虫などが異常に発生して農作物に甚大な被害を与えたり生態系はつながっているので、カエルがいなくなることによって猛禽類も減少していくことが考えられる。
実は専門家によるとカエルツボカビ症が、個人で飼っている施設だけではなく
外の環境で感染が広まっているという話があった。
そして昨日の新聞で、国立科学研究所と麻布大学のチームが神奈川県内で捕まえた野生のウシガエル4匹からカエルツボカビ症の感染を確認したというショッキングな報道があった。
加えて千葉、茨城、埼玉、沖縄の各県で捕獲した野生のカエルとイモリ計38匹からツボカビ遺伝子を検出したとある。
今の38匹に関しては元々感染していたものなのか、飼育をしていたときに写ったものなのかどうかはっきりしていないが、野外で感染した可能性もあるということである。
そこで全国的にしっかり実態把握をしなければいけないと思うが、現在環境省は
そのための体制作りと財源確保のための対応をしているのか?

【北川環境大臣政務官】

 

2月の時に法整備の必要性について馬渡議員の方からご指摘がありましたが、
このツボカビがカエルをはじめとする両生類に及ぼす影響や、水に起因をする感染等が果たしてどれくらいであるのか、そしてこのツボカビ自体が38度以上の温度があれば死滅をする頭色々な調査権研究がされているところである。
 議員ご指摘のフォーラムをこの6月10日に「カエルツボカビフォーラム2007」と銘打って麻布大学のほうで行われた。
その中で今回国内で採取をされた両生類を調査した。
カエルツボカビとおなじDNA断片の調査の為、個体132匹9都県にわたってのサンプルを抽出したところ、42基、約3割から(カエルツボカビとおなじDNA断片が)検出をされたということであった。
我が国の野外にカエルツボカビが存在している可能性が高い、こういうフォーラムでの報告でありました。検査をした個体においてはいずれもカエルツボカビ症を発生してはおりませんでした。検出をされたものが海外のツボカビと同一のものであるか、そして国内の両生類がカエルツボカビに感染して発症をするのかなど、もともと国内のカエルにもこのツボカビを有しているカエル、海外から輸入してきたDNAの違う種類のツボカビもあるようでありますので、そのあたりの調査研究がさらに必要であるという報告、議論があったところであります。
こういうものを受けて環境省といたしましても、国内でカエルツボカビが疑われる今回のDNAが検出されたこともありますし、今後国内にどの程度のカエルツボカビが存在しているのか、その分布に地域差があるのか、などの概況の調査を早期に行う必要があると認識をいたしております。
ただ、調査をするにあたりましても、調査をしていただく研究者の方々の人員の配置も必要であります。
全国にわたってそれぞれの都道府県においても調査ができる方々には限りがございますので全国にわたる調査等についても今後研究機関や自治体、NGO、等の方々と連携、協力をしながら調査体制、調査内容の検討を行い、外来生物関係の予算を用いて必要な調査を行って参りたいと考えているところである。

【馬渡龍治議員】

ぜひ更に進めていただきたい。
質問しようと思っていたのであるが、ペットを飼っている皆さんに、疑いのある場合に飼っている水を安易に近くの川や池に放さないように、などの情報を発信いただいているということであったので、それをさらに強化していただきたいうことで、これはご答弁は結構である。
私の提言としては、実は特定外来生物法では、人の目に見えない微生物はその対象となっていないことがあるので、これは生態系を壊していく脅威であるからこういった類の場合、どうしたら防ぐことが出来るか検討を今後進めていただきたい。

【馬渡龍治議員】

 

改正動物愛護管理法案が出来て、この06月01日から完全施行となった訳(登録に関する猶予期間1年の後に)だが、インターネットで販売広告を調べてみると、動物取扱い業者の広告の件につき、登録業者に義務付けられている標識と云うものが未だ徹底していないところがある。
本来ならば、業者の氏名または名称・事業所の名称・事業所の所在地・業の種類(販売/保管/展示など)・登録番号・登録年月日・有効期間の末日・取扱い責任者名などを記載しなければならないにも関わらず、これをしていないところが結構有る。この状況について、環境省は把握をしておられるのか。

【富岡悟自然環境局長】

ご質問の件については、特にインターネットのオークションなどの通信販売に於いて、適切な動物販売が行われるよう、この法律の施行日にペット関係団体や関係プロバイダーに対し、登録規定の説明会を開催するなどの適正化の周知を図ってきたところである。が、議員ご指摘のように最近に於いても、標示すべき事項につき、動物取扱業者としての基準が遵守されていない事例の有ることは、同業者の指摘などによって承知しているところである。

【馬渡龍治議員】

せっかく法律を作っても、それが周知徹底されていないようでは、本当に意味が無いことになる。
しかも、広島のドッグぱーくとか大阪(和泉市の)ブルセラ症の事例などは、業者の杜撰な管理によって悲劇が起きた訳であるから、こうした点は是非厳しく指導をして頂き、対策を講じて頂きたいところであるが、今後のお考えは如何か。

【富岡悟自然環境局長】

インターネットの取扱いに関しては、広告の場を提供する事業者に対して、規制の周知を再度行なうべく準備を進めているところである。早急に実施したいと思っている。
一方で、国民の皆様にも、動物の購入に際して動物愛護管理法を遵守する業者を選ぶよう呼び掛けることが必要と考えている。
このために、今年度の動物愛護週間などの機会を活用して、動物取扱い業者に対しての動物愛護管理法による規制について、周知を図ったところであるが、今後とも、適正な動物管理事業者からの購入につき普及啓発に努めてまいりたいと考える。

【馬渡龍治議員】

ここ最近、やたらと子供を産ませて、ぼろぼろになった母犬が居り、ペットショップで売られていたその仔犬を購入したが、直ぐに心臓疾患に罹り死んでしまったとかの事例が結構有ると思う。
であるから、取扱業者に対しては、やるべき事は徹底的に守るよう、引き続きご指導頂くようお願いし、質問を終わらせて頂きたい。

★馬渡龍治議員の動物関連の国会質問については、

2006.2.28国会衆議院予算委員会で、馬渡議員さんが動物愛護問題を質問!(2006.3.19アップ)も、ご覧ください。

★馬渡議員のブログはコチラです。

馬渡議員のブログでは、自民党「どうぶつ議連」の事務局会議の様子も報告されています。益々の「どうぶつ議連」の発展をお願いし、応援メッセージを送ってくださいね。→馬渡議員ブログの「どうぶつ議連」の報告2007.06.13)

2007年6月20日アップ!

質疑の様子は、masamiさん(前半)、
masatoさん(後半)がまとめてくださいました。
どうもありがとうございました!!

管理人kanako

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