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2004年6月1日アップ

 

2003年12月24日、東京都の動物愛護相談センターの1つ、城南島出張所へ見学に行ってきました。

<<<所在地>>>

東京都大田区城南島3丁目2番1号

 

このセンターは、東京都のセンターの中で、致死処分を行う施設を併設している所です。

致死処分の施設は、一般には公開されていませんが、実際にその業務に携わる職員の方々のお話をお聞きすることができました。長い時間をかけて、悲しい運命を辿る動物を減らすための努力、そして最期の時を迎える動物達を看取ってこられた職員の方の思いを知ることができました。

 

動物教室(小学校低学年対象) 43回 2,748名
しつけ教室 25回 433名
動物とのふれあい教室(保育園、幼稚園、養護学校など) 3回 63名
動物相談   5,744件
イベントへの協力、特別区事業支援 3回 7,150名

 

譲渡前講習 103回 387名
譲渡時講習 108回 195名
譲渡後講習 14回 49名
★譲渡頭数 犬75頭 猫63匹

 

治療 316頭 犬49、猫264、いえうさぎ3
返還 14頭 犬9、猫5
主な疾病 交通事故による外傷、ウイルス疾患による衰弱

 

サルモネラ クラミジア トキソプラズマ
ブルセラ 結核 Q熱

 

983頭
10,194頭
その他 14頭
合計 11,193頭

 

 

譲渡事前講習会を約1時間に渡って受けました。

※ センターから犬を譲り受けるためには、まずこの講習を受けなければなりません。

模範的な飼い主になるために(いぬ編) 飼う前に(事前講習会)
 
飼う前に(譲渡時講習会)  

この日の講師は城南島出張所の所長さんでした。

まず最初に、城南島出張所で行われている主な仕事についての説明がありました。

<<講習会の開催>>

(1)_事前講習会
(2)_譲渡時講習会
(3)_しつけ教室


毎週水曜の午後2時から行われており、予約はいらないそうです。
年間のうち講習会に人が来ないことはほとんどないということでした。
それだけ人々に講習会の存在が認知されて、利用されていることに感心しました。

講習会は、年間350人位が家族で受けています。3分の1位の方が、実際に譲渡を受けているそうです。

 

<<動物教室を開く>>
次に、動物教室を開く、という仕事があります。
小学校指導要領の中に、『動物愛護』が入っており、それに基づき、学校からの要請を受けて年間40箇所くらい、小学校に動物を連れて行って、動物教室を行うとのことです。動物教室では、動物との接し方、衛生面での注意などを子どもたちに教えています。

 

<<しつけ教室を開く>>
しつけ教室は、第2第4金曜日に行っており、こちらは予約制です。
犬を連れてきても来なくてもOKだそうです。

 

<<犬猫の譲渡会の開催>>
犬猫の譲渡会の開催ですが、現在の状況として、子犬が減ってきているそうです。それは、ここ20年間、避妊・去勢手術がだんだん徹底されてきた影響でしょう、ということでした。結果、センターに持ち込まれる子犬の数は減少を続け、10人の子犬の譲渡希望者に対し、子犬は1匹、という現状だそうです。現在、東京で野良犬はほとんどいないということもあり、昨年度は4ヶ月間1匹も子犬が来なかった期間もあったということでした。
現在では、放棄されてセンターに持ち込まれた成犬について、なるべく飼ってもらう努力をしているそうです。

<<動物たちの返還率>>
東京都内のセンターに運ばれてくる動物たちの返還率は、今は70パーセント近いそうです。
飼い主の元に返す努力や、飼い主さんの探す努力が実を結んでいるのでしょう。
鑑札をつけることは大変大事なことです。


<<感染症の調査・研究>>
センターの仕事には、感染症の調査・研究というものもあります。

 

さて、次は、譲渡を受けるにあたっての心構えについてのお話です。

<<当センターの子犬>>
・母親が不明である。
・免疫が十分でないかも。(母乳をいつまで飲んでいたか不明)
・犬の社会化の勉強が出来ていない。
・場所の移動により病原体を持っているかも
<<譲渡を受けるにあたっての心構え>>

譲渡を受けるにあたって、お話のあったことを箇条書きにしてみると、以下のようになります。
※譲渡日は、月・火・木・金です。9:30から10:00の間に電話するとその日の犬がわかるそうです。

※猫は事前講習と譲渡時講習を一緒に受けます。

・家族が一人増える、子どもが一人増えると思ってください。
・盲愛は駄目、犬と人間は違う、ということを忘れてはならない。
・どこで飼うか。ひとりぼっちにしない。
・犬も家族の一員として考える飼い方をしなければならない。
・家の外の犬小屋ならば部屋の中が見える、人の見えるところに小屋をおく。
・人と犬のコミュニケーションがよくとれる場所がよい。
・ベストは家の中で飼うこと。
・犬猫に対してアレルギーがあるかないか。
・病気や怪我でお金がかかります。
・旅行・引っ越し等で飼い主に用事ができた時に犬はどうするか?
・毎日の世話。子どもだけでは無理。
・責任のとれる人が管理する。
・子どもはまず、面倒を見なくなる。大人が見るつもりでないと駄目。
・15〜20年は長生きする。世話は1日も休めない。
・犬も飼い主も同様に歳をとる。その時、最後までめんどうを見ることができるか。
・家族全員で世話をし、家族の言うことをきく犬に育てることが大事。
・犬の本能。習性・生態を正しく理解することが大事。
・順位を家族の中で1番下にする。
・運動の必要性。
・犬に関する法律・条例。
  狂犬病予防法(登録と注射)
  動物の愛護法
  東京都の条例
・日本は昭和32年以降狂犬病(ウイルス)の発生はない。しかし、全世界でみると
 現在でも大多数の国で発生している。
・人を含む全ての恒温動物がかかり、発症すると100パーセント死亡。
・人と動物の共通感染症の正しい知識を得ることが大切。


・条例第7条・9条
飼い主のモラルが問われる。(人に迷惑をかけない、適切な飼い方をすること)
飼い主が覚悟しておくこと。
・犬が歳をとった時
・15年後のあなたの家族構成は?
・どうしても飼えなくなった時は?

 

この日、譲渡候補犬として講習会を受けた人に紹介されていた子犬2匹のうちの1匹です。

 

 

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