HOME >> CONTENTS >> 体験集メニューへ >>
◆001
田舎トリマーさんの体験

こんにちは。いつもご苦労様です。
さて、私が体験したことから、皆さんに考えていただきたい事がありますので、ちょっと書いてみます。
これからお話する2つのことは、私が近い将来直面するであろう現実に、どう対処したら良いか考えさせられる出来事です。
今回は私が出会った飼主さんのお話です。

まずは、私が動物病院に勤めていた時の患者さん。

シーズーを飼っておられて、診察やトリミングに来られていました。
ある日、別のシーズーを連れて来院、
聞けば、今までの犬が急死したため、良く似た犬を買ってきた。と。
そのお宅には、たしか小学生くらいのお子さんがおられ、犬をとても可愛がっていました。
そのお子さんが学校に行っている時に亡くなったので、犬が死んだ事は言わず、別の犬で分らないだろう・・・ということでした。

「犬が変わったこと、分るんじゃないかな〜」と思いましたが・・・


もう一つは、昨年の出来事。

店に電話があり、「そちらで犬は売っていますか?」との事。
うちでは生体を扱っていないことを伝え、
初めての方でしたが、少しお話をさせていただき、
中には危険なショップもあることをお話し、ブリーダーさんから直接譲っていただくことを勧めましたが、
その方は「今すぐに手に入れたい」と言われ、
何か事情があるのかと思い、さらにお話をさせていただくと、
家族の不注意で愛犬(M・ダックス)を死なせてしまったと・・・
そのお宅の娘さんがとても可愛がっており、
悲しむあまりでしょうか、死なせてしまった親に怒り、
「同じ犬をすぐに買ってきて!」と言われたそうです。
私は、ショップの危険性などを説明しましたが
結局、その方は急ぐあまり、とても悪質なショップから購入したそうです。

後日、そのショップから電話があり、「営業妨害するなー!」と脅かされました。
なんでも、そのお客様が犬を見にいったときに
「○○○(私の店)でショップは危ないと聞いたが、大丈夫か?」
と聞いたそうで、当然「うちは危ないですよ」と答える訳もなく・・・

まあ、こちらもそんな脅しに負けるわけにはいかないですが。
そのワンちゃんが今も元気にしているのか心配です。。。

このような出来事に遇うたびに、私が感じること、そしてこれから考えていかなければ・・・と思うことを書いてみます。

まず思うのは
「どんなに似てる犬でも代わりにならないんじゃない?」です。

新しい家族を迎えて悲しみが癒されるのは分りますが
「死んじゃったから新しい子を」「代わりを」
はちょっと違うような気がします。

それと、亡くなった事を隠すのも、どうかと思います。

確かに、子供に悲しい思いをさせるのは辛いですし、
親として悲しむ姿は見たくないものですが、
中々言葉では説明できないもの
[大切な者を失った悲しみ]、[命の大切さ]を子供に実感して欲しい。
と思いました。

今、母になって私は、その思いがさらに強くなりました。
深い悲しみを知ったからこそ生まれてくる
悲しみから立ち直る強さ、生き物や人(自分を含め)を思いやり、大切にする優しさ・・・
子供には、そんな大切なことを知っている人間に育ってほしい。と思っています。

それぞれの家庭で、考えや育児方針があるでしょうし、
「こうしなければ・・・」という答えは出ないでしょうし、
子供の年齢などでも変わってくるでしょう。

でも、これからの時代を担う子供たちに、優しい気持ち、何が大切なのか伝えて欲しいと思うのです。
人や動物に対する虐待、いじめ、少年犯罪、、、
これらはなぜ起こるのでしょう・・・

動物を飼えない環境の子供が多い中、動物がいる、命に触れられる、せめてそんな家庭の子供たちには、知るチャンスを与えてほしいのです。

私の子供は3歳。もう、いつ旅立っても不思議ではない犬と一緒に生活しています。
犬の具合が悪くなると、「おなかいたいの?」と
顔を近づけて話しかけています。
この子には愛犬の死に立ち会わせようと思っています。

もしかして、まだ理解できないかも知れませんが
何か察してくれることと思います。
何より私が冷静でいられるか、自分でも分りません。
そんな私をも子供は見ているでしょう。

皆さんのお家はどうですか?
自分が子供の時はどうでしたか?

2004年4月1日UP!!

 

皆さんが出会った「アニマルポリスが欲しい!」と感じた時のことや、「命あるもの」として動物について考えさせられたことなど、ぜひお寄せください。

 

 

私の体験談

 

Copyright (C) 2004 kanako. All Rights Reserved.

HOME >> CONTENTS >> 体験集メニューへ >>