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わたしが高校生のときのことです。
塾の夏期講習をサボって買い物に行こうと公園内と突っ切って近道をしようしま
した。
そうしたら、どこからか、子猫の鳴く声が聞こえてきました。
その元を探すと、雨水の流れる側溝の中からでした。
一生懸命手を伸ばすのですが、猫は怖がってどんどん奥へともぐっていってしま
いました。
マンホールの真下に滑り落ちていき、そこから助けてくれとみーみー鳴いていま
した。
その中に入ってしまったらもう自力で出ることはできないと判断した私は、
マンホールを開けてもらえば救うことができると思い警察、消防、区役所、保健
所と電話をかけました。
しかしどこの対応も「それはうちじゃぁ・・。」とか、「管轄外」とか。
保健所にいたっては「死んでいたら引き取りに行くんですが・・・。」って言わ
れました!
生きているからこそ助けなければいけないのに、死んでからじゃ遅い!!
どうしようかと困り果てていると、さっき電話した区役所の方が何名か来てくだ
さいました。
よく話を聞くと、その日は土曜日で皆さんお休みだったそうなのですが、わざわ
ざ責任者と連絡をとって来て下さったみたいでした。
やっと、マンホールが空いて、でもそこには猫の姿はなくて・・・。
どうやら、怖がってもっと奥に入り込んでしまったみたいでした。
仕方ないので、側溝などを主に取り扱う業者さんに来て頂いて総勢15人でレスキ
ューにあたりました。
私が子猫を見つけて、人の手の中に入るまで、6時間以上・・・。
みんな、必死で、子猫をたすけてくださいました。
中に流れていた水で大分衰弱していたのですぐに動物病院に搬送していただきま
した。
区役所の責任者さんは、たぶんここで生まれた野良猫だろう。
この辺りの人がわざと金網を開けて猫を落とさないとこういうことは起こらない
。
この辺りは野良猫が多くて快く思っていない人が多い。
もし助かったとしても、またここに放すしかない・・・とおっしゃいました。
私はそんなことはしません。
私が責任持って最期まで飼いますから心配しないでくださいと伝えると満面の笑
みでよかったといってくださいました。
病院に運ばれた子猫はその後2日様子を見るために入院していましたが、私が引き取りに行くと元気にヨチヨチ歩いていました。
生後3週間、やっと離乳食が食べられるようなそんな子でした。
私の片手にすっぽりと納まるほどの小さい体・・・。
病院を出る際にお会計をというと、区役所が払うからお金は要りません。
最期まで飼ってやってくださいと伝言を頂いていますと獣医さんがおっしゃいま
した。
なんて暖かい方たちなんだろうと感謝してもしきれません。
今その子はこのめという名前で大きく、大きく、健康に過ごしています。
あの時区役所の方が来てくださったから助かりましたが、もし、だれも来てくれ
なかったら・・・。
アニマルポリスがいてくれたら・・・、一番に電話をしていたと思います。
2006年12月22日アップ。
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